「どんな本と出会いたいか」について考えてみました。
これは、わたしの考える「どんな本と出会いたいか」の印象。他の人はどういうことに「どんな本と出会いたいか」と捉えているのかと思って、Xで問いかけてみました。
本を読む人にお聞きします。あなたは、どんな本との出会いを求めていますか?
以下、届いたみなさんの「どんな本と出会いたいか」をご紹介します。
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みなさんのお答え
【1】
自分の中の知らない扉が開かれるような。読み終わりたくない気持ちになるような。読後、ポジティブな気分が体感できるような。
【2】
本との出会いによって、自分が変わる。目の前に広がる世界の“見え方”が変わる。すばらしい体験だ。
【3】
他者の人生を追体験できる本。
【4】
わくわくする未来を指し示す羅針盤となるような本。わくわくが促される、心が躍る、そんな本との出会い、すてきですね。
【5】
知を親しみ、遊び、愛していらっしゃる。
【6】
薬になる本。読書体験を通して、治癒され、回復し、健やかに。
【7】
どちらかと言うと「どんな本」というよりも「どんな出会い方」かを大切にされている。
【8】
知らない世界へといざなってくれるどこでもドア。恋や旅のような臨場感のある体験。
【9】
明日を生きる活力になる出会い。すてきな本にはそんな力がありますよね。
【10】
身の丈のあった本。重ね合わせることで、より自分のことが理解できたりしますよね。読みながら思い返す時間、愛おしいです。
【11】
まさにダイアログ・ジャーニー。対話の旅。そのような出会いは人生の瞬間をきらめかせ、豊かなものにしてくれますよね。
【12】
知らない世界へといざなってくれる出会い。
【13】
マテリアルと五感、そして物語が混然一体となる体験。なんとスペシャルな。
【14】
こちらが呼ぶのでなく、本のほうから。
【16】
呼吸、リズムが合う文章。長く共に走れるような。確かにランナーズハイに似た、リーディングハイが起こる瞬間がありますよね。繰り返されるリズムの先で訪れるもの。
【17】
名文は心を溶かす。いいことばだなぁ。その感覚とてもよくわかります。確かに、本を読むたびに味わいが変わったり、新しい発見が訪れたりすることがありますよね。
【18】
異世界に連れて行ってくれる本。すてきな本との出会いは、時間も空間も飛び越えた旅ができますよね。
【19】
より著者の世界を体感したくなる本。ありますよね。全集読破したい、どんなささやかな手紙でもいいから読みたい、とか。その本が、著者の小さな断片なのだと感じさせてくれるような。
【20】
「愛」が込められた本。その織り込まれた愛を感じ取る感性もすてきだ。本と同時に愛も味わっている。
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全てではないですが、このようなコメントが届きました。
ことばには、人それぞれにイメージがあり、定義がある。それらを読ませていただいていると、わたしの中でも「どんな本と出会いたいか」のイメージがすくすく育っていきました。
#言語化れんしゅう
これからも皆さんのお知恵をお借りしながら試していきたいと思います。Xのスペースでは、みなさんからいただいたことばを感想を述べながら紹介させていただいております。ぜひ、お気軽にご参加ください。