読書感想『できる人は、3分話せば好かれる』
職場で常々「人間力が一番大事」「感じのいい人になれ」と言われておりますが、まさにそれの答えが詰まっているのが本書です。
私は基本的に人見知りもしないし、むしろよく話す方ではあるのですが、その反面人の話を聞くのが極端に苦手なのでそこでかなり対人関係で失敗したり苦労する経験が多くあります…。
本書では、そんな感じのいい人になるための要素がたくさん詰まっており、いくつかまとめてみると
≪感じがいい人の特徴≫
・褒めててくれる人
・肯定してくれる人
・話を聞く人
・理解してくれる人
・察してくれる人
・質問してくれる人
・ユーモアのある人
文字に起こして並べてみると「そりゃそうだよなぁ」と思うようなことばかりですが、これが自分ができているかというと全然当てはまっていないので当面の人生の指標になりました。これが全部当てはまっていれば、そんな人みんな大好きですよね。
その他にも、意見が食い違った時のものの伝え方で、人は接続詞だけで「自分の味方か否か判断する」という内容にハッとしました。意見が異なる対話の中で行ってはならないことがあって、まとめると
≪タブー≫
・逆接の接続詞を使う
・途中で言葉を遮る
「反論を途中で遮る」。これ、すごくやってしまいます…。相手が自分を感情的に否定してくるとき絶対しないように心がけているのですが、どこかでかぶって言葉が出てしまうと相手の怒りはさらに激化して…といった経験がよくあるので、相手がどういう状況であってもそれがどんな関係であっても黙って傾聴することを徹底しないといけません。
また意識することは、
≪ポイント≫
着地を明確にする
商談の時もそうですが、「この話し合いのゴールはこうしよう。」「こう着地するのはこんなアナウンスをしないとだな」という着地とその方法を明確に考えないと漠然としたとりとめのない話で終わってしまうので、話をしている相手の貴重な時間を使っていることをもっと大切に思うことを考えるとやっぱりゴールとそのための準備は大切ですね。
これまで対人に不器用なところでたくさん損をしたり誤解されてしまうことが多くあったので、本書の中でもあった、「人生で一番大切な人は、今人生のこの時間を使って目の前で話しているあなたです。」という気持ちで私も目の前にいる人に真摯に耳を傾け、その人が何を考えているのか、また本質的に必要なものは何かを汲み取りながら質問をして話す人が気持ちよく対話したいと思ってもらえるような存在になろうと思わせてくれた1冊でした。
本書の感想は以上ですが、日記をつけ始める前で感想は投稿していないのですが、対人関係が不器用な私が最近読んだ本の中で、とても面白かった作品でぜひおすすめしたいものも一緒に下記リンクに載せさせていただきます。
メンタリストのだいDaiGoさんの本は大好きで数冊読んでいつのですが、そのなかで『一瞬でYESを引き出す 心理戦略。』も、今回読んだ作品と内容が重なるところがあり、さらに実践的な観察の仕方や共感の方法も書かれているので併せて読んでいただくとためになるかと思います。
今日、本書を読みながら市役所に向かって歩いている中で、公園で水遊びをしている子供たちの水鉄砲から発砲された銃弾が風に乗り、標的ではない隣の道路にいた私に被弾し、そのあと学校の目の前を通過した際には草刈り機から発せられた砂ぼこりの竜巻を一身に浴びました。
これからは誰かからの愛情を一心に浴びるそんな存在になっていきたいと思います。