自由律俳句 ＃180
【骨組みだけのビニールハウスの中は雪】
歩いていると、骨組みだけのビニールハウスがあった。
ビニールハウスの中も周辺にも雪が積もっている。
ひいじいちゃんの家の庭にもビニールハウスがあった。
家に遊びに行くと、とりあえず庭を歩き回った。
いろんな野菜や花を植えていた。
たまに大きな虫がいてビックリした。
ひいじいちゃんは、汚れるからあんまり庭に入るんじゃないよと、
いつも優しく言ってくれた。
今思うと、とても綺麗な庭だったと思う。
庭にあったビニールハウスにもよく入っていた。
入ると、ムワッと暑くて、青いトマトの匂いがした。
何をするわけでもないけど、出たり入ったりしていた。
骨組みのビニールハウスの雪の積もり具合を見ながら、
蒸し暑いトマトの匂いを思い出していた。
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