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自由律俳句 #370

【さっきまで確かにここにあったんだ】


朝起きまして、
トイレ行きまして、
シャワー浴びまして、
そのまま浴室で歯磨きと髭剃りをします。

髭剃りをしながら鏡に近づくと、
右側の鼻の穴から、鼻毛が1本出ていることに気付きました。

あらま。

髭剃りの口元の泡を洗い流してもう一度鏡を覗く。
しかし、さっきの鼻毛が見当たらない。

あらま。

これは鼻の穴の中に引っ込んでしまったパターンだろう。
鼻息をフンフンしてみるがあの鼻毛(以下、毛太郎とする)は出てこない。
さては恥ずかしがり屋さんだな。

まあいいや、とりあえず毛太郎は後回しで、シャンプーしよー!
その後、浴室から出て、一通りの身支度を済ませる。

さて、毛太郎に取り掛かるとするか…

毛抜きを右の鼻の穴に突っ込んで、引き抜く。

すんごく痛い。涙がちょっと出る。

ティッシュに毛抜きを擦り付けると1本抜けていた。

しかし待て、これは本当に毛太郎なのだろうか?
もしかしたら弟の毛次郎かもしれないよ。

もう1回、鼻に毛抜きを突っ込んで引き抜いた。
やっぱり痛いが、数本抜けた。

でも、これだって毛三郎かもしれないし、マイ毛ルかもしれないし、
毛イトかもしれないし、その隣に住んでいる幼なじみのジャックかもしれない。

うーん…

もう今はいいやー!どうせマスクするしー!
あともう痛くて、限界です!

ということで、仕事に行って、帰ってきて、
すぐにネットで鼻毛用のブラジリアンワックスを購入したのでしたー。


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小島涼太郎
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