【雪道の足跡に足跡を重ねて】
歩くと靴が埋まるくらいの雪が降る。
まだ誰も歩いていない雪道は、
綺麗で、冷たくて、
歩くことをためらってしまう。
誰かが歩いてくれた道には、
足跡が残っていて、
その上を歩けば、
雪があまり靴に入らなくて済むし、
美しさの上を歩いている罪悪感も減る。
誰かの歩幅に合わせて歩く。
誰かが通った後を通る。
誰かの足跡に足跡を重ねる。
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