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かっこいい男になりたい
鏡の前に立ったとき、かっこいいじぶんとそうではないじぶんが映る。最近は疲れが溜まっているのか、目の下のクマがひどく目立つ。鏡はありのままのじぶんを映し出す。いい部分だけを映し出してくれればいいのに、悪い部分もちゃんと映し出してしまう鏡は、正直者で少し残酷だ。
でも、電車に映るじぶんはなんだかいつもよりもよく映るような気がしている。バイアスがかかっているのかもしれない。もしくは電車の窓には魔法がかかっているのかもしれない。すべての鏡が電車の窓のような魔法にかかればいいのにと本気でそう思っている。
いつもどんなときも、かっこよくいたい。「かっこ悪い」よりは絶対に「かっこいい」のほうがいいし、誰もがかっこいいじぶんを目指しているのも事実だ。
じぶんのかっこいい男性のイメージ像は、仕事ができて、高身長で、容姿だけでなく、内面も出来上がっている人間。高身長は無理だから、仕事ができて、容姿を磨く。そして、内面も同じように磨いていくことにした。
じぶんの周りにはかっこいい大人がたくさんいる。容姿はもちろん思いやりもあるし、非の打ち所がない。そんなかっこいい大人に憧れて、日々努力を重ねては、じぶんの至らなさにひどく落ち込んでしまう。「周りと比べるよりも昨日のじぶんと比べたほうがいい」という言葉があるが、ぼくにとってその言葉は、「かっこよさ」においては怠慢な言葉と化すのだ。
2年前に「かっこよさ」を求めて、じぶんの1年のテーマを「色気」に設定した。色気がある=かっこいいとなんと短絡な思考だったんだろうか。でも、かっこよさを兼ね備えた大人には色気があるのは事実だ。だから、ぼくは色気のある男性を目指すことにした。
色気を設定した本当の理由は26歳にも関わらず、お酒を購入したときに、3ヶ月連続で年齢確認を求められたからだ。若くは見られたいが、26歳で年齢確認をされるのはちょっとちがう。「容姿が幼い」と思われるのは、あまり嬉しくない。
あれから2年の月日が経ち、ずっとかっこよさを求め、弛まぬ努力をしてきた。それが実ったのかどうかはわからないし、いまだに色気の出し方はわからない。でも、鏡の前に立つじぶんをかっこいいと思える人間になりたいという気持ちは、いまも変わらず強いままだ。
異性にモテる男性でありたいし、同性にかっこいいと言われたい。そんなくだらない煩悩が、じぶんを突き動かす原動力になっている。
かっこいい男になりたい。
それがすべてで、それが生きる糧となる。たとえ短絡的だと言われても、じぶんの信念は曲げたくない。でも、かっこよさの追求の仕方は、よくわかっていない。
だから、目の前のことをちゃんとやり遂げる人間でありたいし、経験をたくさん積んで、内面も磨いていく。人に優しくありたいし、悲しいときはちゃんと悲しめる人間でありたい。
「かっこいい」は人生のテーマである。これから先も「かっこいい」をずっと追求していく、
かっこいい男性とは、一体どんな人間なのだろうか。
他人だけでなく、じぶんにとってかっこいい男性になりたいね。
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