じぶんの機嫌は、じぶんで取る
「大人と子どもの違いとは?」という話題になった。
20歳を超えたら大人。マナーを守る。精神的に自立している。聞き分けがいい。親元を離れる。社会人になるなどさまざまな意見が出た。
僕の大人の定義は「じぶんの機嫌をじぶんで取れる人」だ。じぶんの機嫌をじぶんでコントロールできない人を見るたびに、子どもだと思ってしまう。感情をただぶつける行為は、相手のことを思いやった行為だとは到底思えないし、それは相手をただ傷つける行為に過ぎない。
じぶんでじぶんの機嫌を取れない人間は、相手を感情で萎縮させ、建設的な話ができないように仕向ける。こういう人間は、思い通りにならなければ気が済まないのだ。いい人間関係は、建設な議論の末に生まれる。だから、相手を感情で萎縮する人間であってはならないのだ。
じぶんの機嫌をじぶんで取れない人間は、自身の中では、いくつになっても子どものままだ。逆に学生でも、じぶんの機嫌をじぶんで取れる人は、大人だと思っている。じぶんの感情は他人に左右されることが多いが、そこをグッと堪えて不機嫌にならないようにできる人を、尊敬の眼差しで見てしまう。
だからこそ、自身もじぶんの感情をじぶんでコントロールできる人でいなければならない。人前では、なるべく機嫌よく振舞っているつもりだ。とはいえ、たまに感情的になってしまうときもある。その場合は、相手にきちんと謝罪を忘れないこと。そして、自身の行動を顧みることを義務として課している。
不機嫌が苦手だ。機嫌のいい人のほうが見ていて気持ちがいい。それに加え、笑顔でいる人間のほうが幸せになりやすいような気がしている。強がる必要はないけど、なるべく笑顔が多い人生を送っていたい。
そして、じぶんの機嫌ぐらいじぶんで取れる人間でありたい。
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