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懸命にもがき続けたその先に
息をつく間も与えられず、目まぐるしく過ぎていった2月。気づいたときには月末で、2月の最初の記憶はほとんどない。自分で舵を取った日よりも、流れに吸い込まれていったという表現が正しい力不足を痛感するばかりの1ヶ月だった。
心の声に耳を研ぎ澄ますと、2月があと3日ほしいという声が聞こえた。紛れもなく本音で、絶対に叶うはずのないただの祈りである。たくさんの新しいとの出会い。すでに手中にある大切なものがわからなくなっていく。不安と焦燥に塗れ、そこにあったはずの希望がどんどん姿をなくす。
心を整理するのにあまりに時間がかかり、純粋に楽しめない。できることを楽しむは簡単なのかもしれないのだけれど、できないことはどうあがいても楽しいとは思えない。できるようになるまでの辛抱に心が挫けそうになる。できないの数があまりにも多過ぎて、自らが疲弊していく音だけが確かに聞こえた。
2月は自分を大切にできなかった月であり、再度大切にしようと決心できた月でもある。一度潰えた希望は、幸運にもまた別の形となって現れた。それは自身が逃げなかった証拠であり、諦められなかった事実でもある。できないをずっとそのままにしておくつもりはない。でも、今はできないと前向きに諦めるのも前に進むための有効打となりえるのだ。
そこから自分に何ができるかを整理し、一歩ずつ前に進む。天才ではないのだから、失敗は当然で、そこから何も学ぶかが肝だ。同じ失敗を繰り返さないように、改善点を数える。その中でなんでもいいから自分を褒めるポイントを探す。これまでもこの手法で少しずつできないをできるに変えていった。
自分は天才ではなく、努力ができる凡人である。そして、とことんまでに諦めの悪い人間であり、いかにして前に進むかを模索できる人間だ。今はできなくてもいい。そいつをできるに変えるまで、そして、純粋に楽しいと思える日が来るまで、ずっともがき続ける。それしかない。その手筈で進めていこう。
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