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6/1〜5の日記

6/1
CLの決勝が午前4時からだったが、寝落ち防止のためにバーへと足を運んだ。何度か通っているため、何を注文するかを覚えてくれていて嬉しい。マスターとサッカーの話になり、そのお店はサッカーを観る者なら一度は見たことがあるであろう人物が常連客だという事実が判明した。その人はもうこの世にはいない。その人がこれまで足を運んできたサッカースタジアム、応援団として活躍するシーンをたくさん集めたアルバムを見せてもらった。誰かを全力で応援する行為はかっこいい。もうその人はこの世にはいないけれど、このように生きた証が残されている。バーでサッカーの話をしてしまったせいで、場がしんみりとしてしまった。申し訳なさもあったけれど、常連客たちが故人を偲ぶ姿を見て、まだ彼はその人たちの中で生きていると感じた。時刻が4時になったため、CL決勝を観るために急いで帰宅。今日でマドリーのクロースがクラブチームでの活動を終える。最後は有終の美を飾ってほしいと願いながら試合観戦をした。後半にクロースのアシストが生まれた。やっぱりスターは何かが違う。そう感じた瞬間だった。優勝トロフィーはマドリーの手に渡った。優勝セレモニーの際に、嬉しそうにしているクロースとモドリッチを見て、嬉しいようなちょっぴり寂しいような不思議な気持ちになった。

6/2
何もやる気が出なかったため、夕方まで家で何もしないをした。日が落ちる頃に家を出てカフェに向かう。空は雲がかかっていて、気分が晴れそうにない。仕事をしようと思ったけれど、やる気が出なかったため、継続して何もしないをした。毎日、正体不明の何かに追われている。追いつかれないように必死にもがいているけれど、そもそも逃げが正解なのかもわからない。並走するのが正解なのかもしれないし、逃げるが勝ちの可能性もある。ただ何かに追いつかれるのが怖い。もしかしたらもう二度と同じ場所に帰れない可能性もある。たられば、もしも、叶うはずのない僅かな希望が脳内に思い浮かんでは、泡のように消えていく。今目指している場所はどこなのだろうか。手探りで進めど、きっと答え合わせは1年以上先になるのだろう。自分の中に余白を作るための何もしない。やる気が出ないと感じたときは、あえて何もしないという選択をしてもいいのかもしれない。少し罪悪感はあったけれど、そのおかげで少しずつ現状を受け入れられるようになった。焦りは禁物。だからこそ、いい意味で焦りたい。

6/3
今日は傘を持っていなかったため、久しぶりに雨に打たれた。学生時代はあえて雨に打たれる日もあった。その理由は清々しい気持ちになれるためだ。雨に打たれる心地よさを感じながら、雨にまつわる音楽を聴くのが好きだった。今日も雨に打たれたかったのだけれど、風邪を引くと多くの人に迷惑がかかる思ったため、ナイロンジャケットで頭を覆いながら帰宅した。家に帰ってすぐにご飯だったため、ドライヤーで髪を乾かす。雨に打たれた日の髪の毛は指の通りが悪くなって気持ち悪い。すぐにお風呂に入る?と聞かれたが、申し訳なかったため、先にご飯を食べた。久しぶりの雨に打たれた時間はとても心地よかった。後先を考えなかった学生時代に戻ったような気分になったし、今の自分がいかにリスクヘッジをしながら生きているかを思い知った。生活を成り立たせるための収入は必要だけれど、夢を追いかけない人間にはなりたくない。そのために色んな場所で書き続ける。そうすることでしか夢は実現しないと知っているから。

6/4
仕事終わりにバーに足を運んで、生ビールを飲んだ。マスターが東京に来て友達できた?と聞いてきたので、ほとんどできていないと返す。大人になってからの友達づくりって難しいよねという話で盛り上がった。バーに足を運んだときに、すでに出来上がっているグループの輪に入るのは簡単ではない。大人数の飲み会は空気を読みすぎて空気になるなどさまざまな会話をした。新しいお客さんが来たため、その人も交えてお酒を飲んだ。バーに来た人と話す機会はたくさんあるけれど、そこからプライベートに発展したことがない。人との適切な距離の詰め方をずっとわからずにいる。友達が欲しいとは思いはするものの、友達はつくるものではないと理解もしている。気長に、でもなるべく新しい場所に顔を出して、自分の存在を認識してもらう。そこから先は自分の力量次第だけれど、まずは出会いの場に足を運んでいきたい。

6/5
今日は絶好のお散歩日和だった。散歩のときは、イヤホンをつけずに街を観察するようにしている。街を眺めるとたくさんの花が色づいていたり、つい最近は空き地だった場所に建物が建っていたりなどさまざまな発見がある。加えてお散歩は内省に役立つ。思考がクリアになっているからか、自分の考えに集中できるのも嬉しい。記事を書くアイデアや人生のこと、さまざまなことをお散歩中に決めている。今日は公園に行って、ベンチで日光を浴びた。体内時計は25時間に設定されているらしく、日光を浴びることによって正しいリズムを取り戻すようだ。日光を浴びた日はすこぶる調子がいいのはそのおかげと知ってから積極的に日光浴をするようになった。公園には、ボール遊びをしている子供達や上半身裸で日焼けをしている若いお兄さんたちもいて長閑な空間だった。特に大きな何かが起きたわけではない。でも、確かにいい1日を過ごした。そんな緩やかな日々があることを幸せと呼ぶのだろう。

6月が始まった。今月で31歳を迎える。あと少しで32歳になるため、後悔のないように過ごしたい。

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