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自分と周りを比べて落ち込んでしまうあなたへ

周りの人が結果を出すたびに、落ち込んでしまう人は多い。僕もその中の1人で、周りの人が結果を出すたびに、いつも落ち込んでしまう。その結果、「くそ」って悔しい気持ちと、「自分なんてどうせ」という卑下な気持ちを抱く。

どんな分野でも結果を出している人はやっぱりすごいし、そこに憧れを抱いてしまうんだけれど、羨ましがってもなにも手に入らない。そんな当たり前の事実は誰もが理解をしている。でも、その事実を受け入れる器量を持ち合わせることは容易ではない。

周りを羨ましいと思ってしまうその裏には、「自分もそっち側に行けるかもしれない」という淡い希望もあって、その希望を前向きに変えられる人と変えられない人がいる。希望を前向きな焦りに変えられれば、問題はないんだけれど、落ち込んだときに出てくる後ろ向きな焦りは、いい効果を生み出さない場合が多い。

なぜ焦りを前向きに変えられないのか。その答えはいまの自分のままで、結果が出ると思ってしまうためだ。レベル1のモンスターではレベル100のモンスターを倒せない。どんな物語も地道に経験値を貯め、レベルアップを図り、最終的にレベル100のモンスターを倒せるようになる。

だから、結果を出すためには、まず自分の現状を知り、そこから1つずつ階段を登っていく必要があるのだ。いきなり大きな結果なんて出るわけがないのに、自分の実力を見誤って、結果が出ないと嘆く。その結果、自分なんてと落ち込み、最終的には諦めに至ってしまう。

周りと比べて落ち込んでもいいんだけれど、それよりも大切なことは、落ち込んだあとにどう行動するかだと思う。指をくわえて立っているだけならそれはもはや後退だし、すこしでも前に進めたのであれば、それは大いなる前進だである。

そして、最後は続けたもの勝ちだと思う。僕よりも結果を出している物書きさんが、数年前にたくさんいた。でも、いまはなにをしているかがわからない人が多い。結果が出ない事実を恨めしく思ったときもあったんだけれど、冷静に自己分析を行い、どうやったら結果が出るかを必死に考え、行動し続けた。その結果、いまもこうして文章を書き続けている。

noteの毎日更新も、ずっと取り組み続けてきたからこそ、少しずつ読んでくれる人も増えてきたし、その取り組みの結果が700日の積み上げになった。そして、久しぶりにお会いした人に「まだ続けてんの?」とびっくりされる機会も多いし、そんな自分を誇らしく思う日だってある。この恩恵は諦めずに取り組み続けたから手に入れることができた事実である。

なにかに取り組んでいると、ときには落ち込んでしまう場合もあるだろう。大切なことは落ち込んだあとにどう行動するかで、それがすべてだ。だから落ち込んだっていいし、自分を恨めしく思ってもいい。

負の力を前向きに変えられる力が人間にはある。周りと比べて落ち込んでしまうのは本気になっている証拠だし、本気になっている自分を誇りに思ってもいい。

焦りは自分を見失ういい機会であり、自分を見つめ直すいい機会でもある。周りと比べて落ち込んでしまったときこそ、自分にできることがなにかを冷静に考えよう。そして自分の足で立って、前に歩く努力をしていれば、自ずと道は切り開ける。そして、いつの日か大輪の花を自分の手で咲かせる人間になれたのであれば万々歳だ。

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サトウリョウタ@毎日更新の人
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