お金を稼ぐ理由について考えてみた
人生においてお金の重要性はどのぐらいあるんだろうか?
お金は幸せになるための手段。なくてはならないものではないけど、あった方ができることの選択肢も広がるから、絶対にお金があった方がいい。
日々の生活のために、せっせと働いてお金を稼ぐ。
毎日の生活費とたまにする贅沢。それだけで十分すぎるぐらい幸せなんだけど、ふとした時に「今以上にお金を稼ぐ必要がある」と思ってしまう。
お金があることよりも、お金がないことの方が、人を狂わせてしまうことが多い。
貧しい地域の犯罪率は高いんだよ。自分が豊かでないから奪わなければ生きていけない。暴力に走る人もいるし、盗みを働いてしまう人だっている。だから最低限のお金は稼いでいなければならないと強く思う。
ここから僕の昔話を少しだけ。
僕の家庭はとにかくお金がなかった。高校生まではおそらく普通の家庭だった。
高校生になってからの生活費は全て自分持ち。自分で稼いだお金で日々の生活を賄っていた。予想しない出費が出てしまった時はもう最悪で、生活費を切り詰める必要があった。一番ひどい時は、2,3日ご飯が食べれない時もあったし、なんで自分ばっかりという思考になっていた。
今当時を振り返っても学生時代のお金がなかった頃には絶対に戻りたくない。近所のパン屋さんで、パンの耳をもらったりしたこともあったっけな。今ではもう笑い話なんだけど、当時は死にたくなるぐらい辛かったんだよ。
周りの友人が旅行や遊びに出かけている時も、自分は遊べないし、働き続けなければならなかった。そうしなければ、学校に行けなくなるし、自分の生活が破綻してしまうからね。
働きすぎて寝ない日もあったし、道端や電車で寝落ちしてしまうこともあった。知らない人に心配されたこともあったし、ご飯を奢ってもらうこともあった。知らない人にご飯を奢ってもらうってどうなのって思うけど、ありがたすぎたよね。
とにかくお金が必要だったから、遊びもプライベートも全部犠牲にして、死ぬ気で働いていた。お金を稼ぐために、青春を無駄にしてしまったと思っているから、僕は学生時代には死んでも戻りたくない。
学生時代にお金のない経験をしたし、自分の身の回りの人に同じ思いをさせたくないから、たくさんお金を稼ぐと心に決め、社会人になった。
社会人になってからは、お金のためにたくさん働いて、たくさんお金を稼いだ。どれだけ稼いでもそれ以上を求めるばかりで、虚しくなった。稼げば稼ぐほど心が潤うかと思っていたんだけど、実際のところはそうでもなかった。
お金を稼ぐことは確かに大切だし、お金は幸せになるための手段。なくてはならないものではないけど、それに囚われすぎるのも良くない。
お金をたくさん稼いだところで、使いどころがなければ虚しいだけ。自分のためにお金を稼いでも使い道なんてたかがしれている。
お金を使いたいと思える相手がいなければ、どれだけたくさんお金を稼いでも意味がない。だから僕は誰かと幸せを共有するために、お金を稼いでいたい。
お金があることよりも、お金がないことの方が人を狂わせてしまうことが多い。学生時代の自分がお金を稼ぐことに執着してしまったように。
お金はないよりあった方が絶対に良いから、もしもの時のためにもきちんと稼いでおく。そして、自分の身は自分の手で守る。
大切な人を守るために僕はこれからもお金を稼いでいく。
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