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その期待値はじぶんを生かすものだろうか

「じぶんでどうにかしなきゃ」と思っていたあの頃。人を変えることなんてできないと気づいたこの頃。関わり方を変えることならできるけど、変わるかどうかはその人次第だということ。

わかってたつもりだった。でも全然わかっていなかったという事実。人は変えられない。人が変わるきっかけは、足りないものを見つけたときに、必要あるものを得ようしたときだ。

人を変えようとするエゴ。それは優しさなんかじゃなくて、思い通りにしたいというただのエゴでしかなかった。人が良いように変わるのは嬉しい。でも他人の人生を生きることはできないから、いっそのこと相手が変わるという期待を諦めてしまうというのもまた優しさなんだろう。

相手を変えたい。そして、歩み寄れば変わるだろうと期待する。その期待を裏切られたときに、相手とじぶんに失望する。そもそも相手を変えることなんて無理なのに、勝手に期待して、勝手に裏切られるなんて、本末転倒である。

期待値は、人を生かしも殺しもする。人を生かす期待値ならいいけれど、殺してしまうのは良くない。だからこそ、じぶんに対しても、人に対しても期待値を上げすぎないこと。

むしろ、期待値を下げてしまったほうが賢いのかもしれない。低い期待値のほうが期待値を上回ったときの喜びは大きい。期待値が高すぎると、相手への要求も、じぶんへの要求も高くなる。

とはいえ誰にも期待しない人生は寂しい。だからこそ、期待値とうまく付き合い、ほどほどに生きたいものだ。

その期待値はじぶんを生かすものか。適宜考えながら生きていたい。

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