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生きてさえいれば、それでいい

社会人になってから学生時代のほとんどの友人はSNSで投稿をしなくなった。それまで高頻度でSNSに投稿をしていたのに、どうしてなのだろうとずっと疑問に思っている。僕も20代は高頻度でSNSを更新していたけれど、30代になってからSNSを見る時間が減った。SNSに縛られる世界から少しだけ抜け出せたような気がする。その理由を考えたときに、あれ?投稿するトピックがないと答えが出た。

SNSは無限の可能性を秘めている。僕も仕事を獲得したこともあれば、テレビ出演を果たすなどこれまでに様々な恩恵を受けてきた。まだ今後もやめる気はないし、どのように活用すればいいのかをずっと悩んでいる。SNSをプライベート目的で活用している人からすれば、今更かよと思うかもしれない。

周りの友人のほとんどがSNSに投稿しなくなった。30歳を過ぎた辺りから更新頻度の少なさはより加速したような気がする。投稿したとしても、Instagramのストーリーぐらいなものだ。ストーリーはその時の風景や感じたことを気軽にアップできる。投稿が24時間しか残らない点も更新しやすい理由なのかもしれない。

学生時代の友人で今も会っている友人はほんの僅かだ。彼らとは会って話をすればどのような生活を送っているかを知ることができる。だが、会う機会がない友人の近況はSNSでしかわからないし、知ったところで何かが起きるわけではない。どんな内容であれ、彼らがSNSを更新するたびに、ちゃんと生きているんだなと安心する。楽しそうな写真をアップしているのを見たときはとても嬉しいし、病みコメントを投稿しているときは心配になる。何かをアプローチをするわけではない。かつて出会った人たちがちゃんと生きているという事実を知るだけで満足だ。

だが、全くSNSを更新しない人もいる。辞めてはいないけれど、見る専門になっているケースだ。こういった人はInstagramのストーリーの足跡機能によって生存確認ができる。どこで何をしているかもわからないけれど、生きていればそれだけでいい。SNSは生存確認ができる素晴らしいものだ。これから先も皆に生きていてほしい。そして、何かの縁があったときは、一緒にお酒を飲み交わそう。


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