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人生は青春の片道切符
深夜に眠れずに眺めていたYouTube。iPhoneの画面を睡眠前に見るのは、睡眠に悪いとよく聞くのだけれど、感情には勝てないから困ったものだ。好きなYouTuberはまだいなくて、ずっと芸人のYouTubeか音楽のMVばかり見ているような気がする。
画面越しで笑いを取れたり、かっこいい音楽を目にするたびに、この人たちはプロなんだなぁって。そんな彼らに少しでも追いつきたくて、僕も文章を書き続けているのだろうな。そして、じ 自分も誰かの背中を押せたり、安心感を与えられていたら嬉しいなって、彼らの作品を見るたびに思ってしまう。
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人生がもし一編の映画だとしたら、20代後半はまだまだ序章みたいなものだ。おそらく80年は生きるだろうから、これから映画の面白いシーンが少しずつはじまっていくにちがいない。そして、自分の人生を恋愛映画に見立てると、まだ運命の人には出会えていないため、物語は序章すら迎えていないのがリアルだ。
いつになればラブストーリーが展開されるのだろうって、わくわくしているときもあれば、この映画は恋愛映画じゃないのかもしれないと考えてしまうときもある。アクション映画じゃないことは確かだけれど、できれば恋愛映画になってほしいなって、ずっとそんなことを考えている。
これまでにもたくさん恋愛を経験してきたのだけれど、どれもハッピーエンドを迎えることはなかった。それは元恋人にとっても同じで、僕は元恋人たちの主演にはなれなかった。自分から手放した恋もあれば、相手の都合でいなくなってしまった恋もある。
もう配役すらされない2人は、今後も報われることはないし、エンドロールにはちょい役程度にしか載らない。でも、お互いにエンドロールに名前が載ってしまうのは脇役だったとしても、ラッキーなのかもしれない。
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人生にはそれぞれのドラマがあって、それぞれの終わりがある。将来の話や生活の話。これまでにいろんな話をたくさんの人としてきた。これは人生が終わるまで続くのだろうなって思いながらも、そういう時間が好きだったりする。
言いたい台詞を間違えて、相手を怒らせてしまったときもあるし、言わなきゃいけない台詞を忘れて、ドラマが起きなかったときもある。他人のいいところを見て、嫉妬するときもあれば、真似をしてみて、自分の力量不足を知るときだってある。
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生まれてから28年。ここに書けないぐらい濃い28年を過ごしてきたし、書いたとしても、きっとそのぜんぶは伝わらない。思い出は胸の中にって言葉はまさにその通りだと思う。とはいえ、人間は忘れる生き物で、楽しかった思い出も、悲しい思い出も歳を重ねるに連れて、少しずつ色褪せていく。
好きなキャストが亡くなったり、無名のキャストたちがどんどん活躍していたり。焦りや失望、嫉妬もたくさんしてきたし、それと同時に「負けてられない」と負けず嫌いが発揮した場面もたくさんあった。
人生がうまくいく答えを知りたいと思う日もあるけれど、答えなんて知りたくないと思ってしまう日もある。その答えは学校で教えてくれないし、きっと先生だって知らないはずだ。人生の中で1つずつうまく生きるヒントを見つけて、死ぬ間際にうまくいく答えが見つかればそれでいい。
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街は春が咲いて、ゆっくりと夏が迫ってきている。夏のあとは秋がきて、そのあとに冬が街中を白く覆ってしまう。
同じ季節が巡る。でも、同じ時間は永遠に巡らない。人生は青春の片道切符みたいなものだ。終わってしまったシーンは2度と録り直せないが、写真や動画に収めたシーンはなんども見返すことができる。でも、そのテープもいつかは色褪せてしまうから永遠なんてないんだなと安心したり、失望したりを繰り返している。
これから先の人生で、どんなドラマを起こせるのかな。時には不幸もやってくるだろうけれど、それも含めて人生だから、終わりゆくその日まではちゃんと生きて、「こんな幸せやっぱり夢だったのか」って言いながら死んでいきたいね。
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