映画『君に届け』、アマプラ見放題が再開してました
君に届けの映画版、じつは好きな作品。
しばらくアマプラ対象外が続いていて、ふっとみたくなって観れなくてDVDを買いました。
それくらい好き。
恋愛もの、アオハルものはほとんどみないけど。
ひさびさに観ました。
やっぱりいいですね。
高校生のときこんな風に過ごしたかったが全て詰まってる感じ。
君に届けをみている2時間だけ理想の高校生活に戻れるし、みてる間だけ自分の高校時代の思い出を改ざん…いや修正できる。
そもそもキャスト、ストーリー、音楽、風景などなどすべてが完成されすぎてる気がする。
この映画に関わっている人たちの実力なんだろうけど、それ以上の何かも感じる。
稀にみる、すべてがストンと綺麗に収まったような完璧さを感じる。
これまでみた作品の中で、なにかどえらい奇跡が起きたんじゃないかって思わせる作品のひとつ。
だから原作も当時話題で、途中まで読んだ記憶があるけど、自分にとって映画版が出来すぎちゃっていて、この2時間が最高だからもう満足!となって原作を読む気になれない。
ジャケットからして最高ですよね。
僕にとっての君に届けに似た作品はこちら。
ストーリーがどう、とかじゃなくて。
作品の世界が好きでたまに帰りたくなる。
この時代、この世界に戻りたくてときどきみる。
こちらもなかなかプライムビデオ対象にならなくて、DVDを買いました。
定期的にみたくなるけどなかなかみれない作品は円盤でもっていた方がいい。
岩井俊二監督の作品ってあまりアマプラでみれないなって思ってたけど、意外とみれた。
岩井俊二監督の作品、2000年以降の作品みてない。
上の作品、チェックリスト入れました。
スワロウテイルやリリィシュシュは、いまはアマプラ対象外ですね。
最近みたアオハル系の作品。
こちらは小学校時代のいじめからはじまるストーリー。
クラスのガキ大将的存在の主人公の男の子が、耳が聞こえない転校生のヒロインをいじめる。
いじめが発端でクラスの人間関係が変わってきて、ヒロインは転校し、主人公の男の子は逆にいじめられる側となる。
勉強と手話も頑張った男の子は高校生になってヒロインの女の子にまた会いに行く。
そんな感じで表向きは友情、恋と爽やかにストーリーは進行していく。
だけど、観ている時も観終わった後もモヤモヤが残る。
劇場版は時間の都合でカットされたエピソードがある感じだったので原作も読破。
それでもモヤモヤは解消されず、原作者自身の解説が載っているファンブックまで読むことに。
それでも結局モヤモヤは残ったまま。
モヤモヤの原因。この作品はいじめの加害者と被害者、そしてヒロインの耳が聞こえないこと、自殺などなど思春期の光と影を描写しているからだと思う。
小学生ながらにいじめに対して各登場人物の当時の言動とその背景までエピソードとして掘り下げられていて、それぞれのダークな一面も描かれている。
『聲の形』は自分が納得するまで映画、原作、ファンブックと追求していって、そろそろこの辺でいいかなって満足して。
また観るかはまだわからないけど、今はお腹いっぱい、満足しましたの状態。
『君に届け』と『聲の形』、どちらも高校時代がメインのストーリーだけど、ある意味でキラキラ感は似ているし、ダークさで言えば真逆。
映画版の君に届けはラストはみんないい人で仲良くハッピーエンド。
どちらがいい悪いって話ではなく、どちらも個性的で良い。
四月物語も良い作品なので、みる機会があればぜひ。とくに冬の終わりにみると沁みます。