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久しぶりにオフィスで働いて気づいたこと - 無意識な学びの機会を含めた4つの要素

在宅勤務が続いている方も多く、最近では入社日が在宅で、家にノートパソコンが届くという方も多いのではないでしょうか。

早い方は2月から在宅勤務をされていたり、すでにリモートが当たり前の環境で仕事をするのに慣れている方もいるかもしれません。

私も3月から本格的に在宅勤務が始まり、だいぶ慣れてきています。更に多忙になった感覚はありますが、この働き方を気にいっている一人です。

リモートワークについて、5月26日のWeekly Ochiaiでもディスカッションされていて、モチベーションのお話、気持ちのスイッチ (On・Off) も含めて多くを学ばせていただきました。

業種や仕事の内容によって異なる部分も多いと思いますが、多くの仕事がリモートで可能なことや、これからの働き方についてはあらゆるところで話されているかと思います。

久しぶりのオフィス

実は昨日は久しぶりにオフィスに行きました。

リモートワークの利点は多く語られる中で、現在の段階でオフィスワークがまだ有利な点もありそうなことにも気づきました。リモートワークを続ける中でも克服できると良いだろうというポイントについて、同僚とブレインストーミングしてみましたので、今日はこちらでか書かせていただきます。

これはオフィスワークの方が良いかリモートが良いかというバイナリーな考え方ではなくて、今後の新しい働き方を考える上での私たちが思う課題のようなものです。

1. 無意識な学び、意図していない学びの機会

オフィスが有利な要素で、重要なポイントがあるとすれば、同僚からの学びやトレーニングの機会が一番大きいのではないかと話していました。新しいことを吸収したいと考えていて、比較的に勤務経験が浅いメンバーにとって、意識的に教えられるものではないところから学ぶことも多いかもしれない、という点です。例えば、自分よりも経験のある人がどうやって仕事をしているのかという、(古いかもしれませんが) 背中から学ぶという領域かもしれません。ベテランの人は教えているわけではないかもしれませんが、勝手に周りがその姿を見て「あの人はあのように仕事をしているんだ」とわかる部分だと思います。それに従うかどうか、取り入れるかどうかは別として、サンプルとして情報を得られると近道になることもあるかと思います。難しい局面をどう対処しているのか、その電話が終わった後で、その先輩は何を考えて電話をしていたのかを直接聞けるというのは学びの機会の一つとしてあるかもしれません。周りの働き方が自分のモチベーションにつながることもあるかもしれません。また、マネジメント層の方であれば、経験の浅い方が仕事をしている様子が見やすく、自然にアドバイスがしやすいことも考えられるかもしれません。

他の人が何を話しているのか、という内容を聞けるというのもオフィスで可能なことの一つかもしれません。電話だった場合に隣の人や前の人が何を言っているのかというのが嫌でも聞こえてくるので、話す内容や会話の組み立てから学べる部分もあるかもしれません。

意識的に教えられたものから学ぶというのも大切ですが、こういった周りの環境から吸収していくという気づきや学びの機会は、どのようにしたらリモートでも可能かを工夫する必要があるだろうと話していました。

2. 偶発的な会話

昨日でオフィスで電話をしていたら、自分の話す内容が聞こえたようで、周りが関心を持って笑っていたのがわかりました。電話が終わった後でその内容が話題となり、数人で会話が始まり深まっていきました。こういった偶発的な会話から良いアイディアが出ることもあり、これはオフィスの方が有利だろうな、と考えていました。Slackで「雑談」とか「ランダム」 みたいなチャンネルで話している方もいるかもしれませんが、雑談をキーボードにタイプしなくていいのは楽だなと改めて感じました。

3. 周りからのアドバイスや褒めること

タイミング良く他の人にアドバイスができる、というのもポイントとしてはあるような気がしています。他の人がどのように仕事をしているかを見た結果、タイムリーに改善点を話せたり、「いい感じだったね」とプロセスを見ていたから他の人を褒めやすいというのもありそうです。建設的なアドバイスを良いタイミングで与えられるか/もらえるか、褒める/褒められる体験、良いことが起こった時の達成した瞬間の共有や、困難なことにどう立ち向かうかという点についても、リモートでどう上手くできるかを継続的に考えているところです。

4. 人の体調や様子が見える

最後はメンバーの様子から、調子が良いかよくないかが分かることかもしれません。特に調子が悪そうな場合は見れば分かると思うので、早めに対処ができることがあるかと思います。Zoomで映るときだけだと視覚情報が少ないので、ここはポイントとしてあるかもしれないと感じました。

最後に

要素としては他にもあると思いますが、ブレインストーミングをした際に出てきた点から挙げてみました。現在の仕事に関して既に経験のある方は、場所や方法はあまり関係なく、むしろ在宅の方が生産性が上がったり効率が上がることもあるだろうとも話していました。

ジョブ型・メンバーシップ型の議論やマネジメントや評価の観点から、新しい角度から「働く」を見れている気がしています。いろんな先進的な企業の良い実践からも色々と学ばせていただいている状況です。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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