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60代からは野菜を最初に食べてはいけない

最近は「野菜ファースト」という言葉が定着し、食事はまず野菜から食べる人が増えています。三角食べはもう昔の話で、今は推奨されていないことは、すでに皆さんご存知のことと思います。

え?

知らなかったですって?

情報を見ていても、きっと記憶に残らないだけだと思います。自分に関係ない情報は右から左ですからね。

目の前に並べられた料理をごはん→おかず→汁物、などのように順番に食べることを三角食べと言います。 この食べ方は料理が冷めきらないうちに食べ進めることができますし、食事の最初から終わりまで満遍なく食べることができるというメリットがあります

最近の若い人はむしろこの三角食べの方を知らないかもしれませんよね。昔は良いとされていましたが、今はあまり推奨されていないようです。


何をどれだけ食べているのか、把握できてますか?


ここで考えなければならないのは、自分がいつもどれだけの量を食べ、あるいは残しているかという現実を見る必要があります。

例えば、標準体形で病的なものが何もない健康体で、出てきた食事を残すことなく完食できる人であれば、三角食べでも何も問題ないと私は思います。

しかし、残しがちだという人であれば、何を残してしまうのか、ちゃんとその現状を把握する必要があるはずです。野菜ファーストだと言われて、野菜だけを先に完食した後、肉を残すのであれば、その食べ方は間違っています。それならば、野菜を全部食べきるのではなく、肉にも手を付け、肉を食べきってから最後に余裕があれば野菜を食べきるとした方が良いです。

「野菜をすべて食べてから、次にたんぱく質、最後に炭水化物を食べる」というのは、血糖値を上げないための食べ方と、最近では言われています。最後まで問題なく完食できるならいいのですが、残してしまうのであれば、野菜の量を減らすか、その食べ方を改める必要があると言えます。

高齢者の話を聞いていると、残すと勿体ないから最初から肉やご飯の量を減らしていると言われます。その代わり、野菜はしっかり食べると自慢する人もいます。それが間違いです。たんぱく質も炭水化物も摂取しなければ健康な体を維持できません。野菜の量を減らしてでも、他を増やすべきです。


年取ると食べる量が減るけど、それで良いの?


年取ると徐々に食が細くなるのが当たり前のようです。若い時には、唐揚げやとんかつをいっぱい食べれたのに、年取ると無理になってきますよね。ご飯だって大盛食べていたのに、お茶碗に半分くらいで良いという人もいます。

結局、運動量が減っているのですから、食べる量が減るのは仕方がありません。運動している高齢者はよく食べる人も多いです。自分がどの程度動いて、どの程度食べているのか、きちんと現状把握する必要があると私は思います。

いろんな情報を参考にされると思いますが、所詮人は人、自分は自分です。どうせ都合の良いとこしか記憶に残らないんです。漠然としていたら、分かるものも見えてきません。だからまず現状把握が必要です。


食べた物で体はできています


年取ると、とにかくたんぱく質を欠かしてはダメであることは確かなようです。肥満だから、あるいは高血圧だといって、野菜中心になることは間違いではありません。しかし、野菜しか食べてない食事になってしまうと間違います。たんぱく質と炭水化物もしっかり摂るようにしてください。身体能力が衰え、そのうち自分の足で立てなくなりますよ。

今の食事、運動などの生活習慣が、10年後の自分の体を作ります。10年後も20年後も自分の足で歩き、自分の口でおいしい食事をしたいのならば、今をおろそかにしてはいけません。食べた物で体はできています。食べなければ健康な体を作ることは不可能です。当たり前のことです。


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★整体師/りょう★ピンピンコロリのいきかた(認知症予防と健康寿命を延ばす方法)
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