人生こんなはずではなかった
「二人とも、こんなに長生きするハズじゃなかった...」何歳で死ぬのがベストだったのか? 自問し続ける老夫婦の「果てしない老後」
この記事を読んでいて、とても悲しくなります。いったい誰の人生を生きてきたのかと、問いたくなります。
自己主張することがダメと言われがちな世の中です。周りの人に合わせて生きなければならないわけですから、時に自分を押し殺さなければならないことも多いです。自己主張の言い方やタイミングによって受け取り方が随分変わります。ですから主張の下手な人は冷たい目で見られてしまいます。
記事になっている奥様は、唯一の救いが子供だけだったのに、その子供が近寄らなくなってしまったのは、とても辛いことでしょう。それもまた、自己主張がうまくできなかった自分に原因があると考えられます。
自己主張は難しい
今書いているような事を面と向かって喋りますと、私はいつも非難されます。言い方に問題があると言われます。「あなたが言っているのは正論だ。でも・・・」と、必ず否定されます。正論を言っていることは理解してもらえるのに、結局私の主張は受け入れてもらえません。すべては私の言い方に問題があると言われます。
私はかなり考えて喋るんですよ。相手を傷つけないようにとか、やんわりとした言い方をしようとか、いっぱい考えてもいつも拒否されてしまいます。と、私の問題はさておき・・・
やりたいことが見つからなかったのか、やりたくてもさせてもらえなかったのか?
妻は夫を立てて、子供のために生きてきたわけです。時代背景から考えて随分頑張ってこられたことでしょう。それが報われていないわけです。つらいですよね。
「自己満足」だけの生き方は、これまた非難されます。しかし自己満足も必要だと私は思います。おそらくこの方は自己満足をする生き方が少し足りなかったのではとも考えます。
こういうタイプの人は、やりたいことが見つからなかったのではないかと推測します。あるいは、見つけようともしなかったのか、やりたくてもできないから諦めていたのか、それは分かりません。やりたくてもさせてもらえなかったという表現がもしかしたら一番合っているのかもしれませんね。
戦中、戦後生まれの女性は男性に尽くし、自分を常に押し殺し、我慢の連続で生きてこられたことと思います。ただ、昭和から平成、令和へと変わる中で、昔やりたかったことをどこかのタイミングでできることがあったはずです。しかしそんなことすら忘れてしまっていたのかもしれませんよね。
今からでも遅くありません。同じような境遇の方はぜひ、自分を大切にし、人生でやり残しのありませんようチャレンジしていただきたいと願います。