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多くの人が知らない、「健康な人」と「不健康な人」の考え方の「意外な違い」

「健康は経営でできている」という、聞いたことのない言葉で、健康管理をする本があります。

経営の失敗により健康は容易に損なわれる。部分的な合理性を追求して全体的な合理性がない行動をとったり、短期的な利益を優先して長期的な損失をこうむったりといったことが頻繁にみられるのだ。

この言葉だけで理解できた人は凄いです。ダイエットを参考にすると分かりやすいです。

ダイエットしようとして、甘いものを控え、カロリーも控え、いろいろ我慢します。ところが、その我慢が限界に達した時、ドカ食いしてしまいます。

これを筆者は「手段が目的を邪魔している」と表現しています。

健康という目的のために、食事制限という手段を用いたけど、逆効果になったので、手段が目的を邪魔していると言うわけです。

たとえば生活費を稼ぐ必要に迫られて長時間労働を余儀なくされる人は悲劇に見舞われることがある。そうした人は生活に不安があり時間の余裕もないため独身を貫いているかもしれない。すると、家に帰っても自炊しない。インスタント食品とコンビニ弁当が毎日の食卓に並ぶ。味の濃いご飯のお供はもちろん、アルコール度数の高いストロング缶チューハイとタバコだ。

こんな人はいっぱいいることでしょう。なんのために仕事しているのか分からなくなっている人もいます。職場でストレス抱えて、その発散のためにお酒に溺れて、人生荒んでいく感じです。

健康が大事だと分かっていても、後回しになってしまう。


健康が何より一番大事であることは誰でも分かっていることです。ところが眼の前のことにとらわれて、後回しになりがちです。若い時ほど多いと思います。多少疲れても、多少睡眠不足でも、若さと気力で乗り切れますからね。

30代までは無茶苦茶な生活でも、それなりになんとかなることでしょう。しかし40代になると、だんだん無理が効かなくなってきます。さらに50代になると、ガタが来てまったく無理できなくなります。

カロリー制限も必要かもしれませんが、大事な栄養素を考え始めるのも、この頃でしょう。きちっとした食事ができないために、サプリメントを多用する人も増えます。これもまた悪循環です。

やがてその人はまともに働くことができないほど体調が悪化するかもしれない。そうなったら後は貯金を切り崩す生活が待っているだけだ。こうして健康面と金銭面の両方の問題から外出も減る。外出が減ることで得られる情報量が減少し、適切な治療や支援を受けることができず、こうした人はますます不健康になっていく。

60代になってようやく、健康の大事さに気付いた時には、すでになんらかの病魔に取り憑かれているということもあります。

「不健康」というのは、病気になったわけではないので、ある意味中途半端な状態とも考えられます。「なんとなく調子が悪い、パッとしない」が長く続いても対処する人は少ないことでしょう。痛みが出てから病院へ行って、時すでに遅しということも考えられます。

日常的に、自分の体にきちんと向き合い、自分なりの健康管理をきちんとしておきたいものです。

世界は経営でできている/岩尾 俊兵 (著)


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