座る時間が長いとガンになるリスクが増える
高齢者と話していていつも思うことですが、座る時間が長すぎです。以前にも書きましたが、「御飯食べる時くらい立って食べましょう」と言ったら、高齢者は全員笑います。私は真剣に言っているつもりなのですが、最初から受け付けてくれません。でも、座り過ぎはガンになると言えばわかってもらえるでしょうか?
日本人は世界の人と比べても座る時間が長いそうなのですが、なぜなのでしょうね。ちょっと考えても理由が思い浮かびません。でも、都会の人と田舎の人では、きっと違うと思うんです。
大阪の地下鉄に乗っていると、そこそこお年寄りでも電車移動されている人を見かけます。でも奈良の人はどうなんだろう? って考えるんですが、電車で出かける人は多分少ないように思います。
なぜ長時間座っているとガンのリスクが高くなるのでしょうか? 記事の中には「なぜ?」は書いてないです。
これはあくまでも私の想像ですが、座っている時間が長い人は、そもそも日常的に動くのが億劫だと思う人なのではないかと思うのです。論文も「平均値」というのを使っています。もしかしたら、たった35分長いだけなのではなく、それはあくまでも平均値ですから、もっともっと長い時間座る人がいて、その人が死亡率を高め、その人が平均値を押し上げているのではないか? 私はそんなことを考えます。
そうでないと、たった35分で82%もリスクが高くなるなんて、ちょっと考えにくいです。これは私の素人考えですよ。だって「最も座っていないグループ」と「最も座っているグループ」の差で、82%も変わりますか? 他の要因もきっとあると思うのですよね。
それと外国人と日本人の差は関係ないのでしょうか? そもそも西洋人と東洋人では骨格が違いますので、もしかしたらそんなことも要因のひとつかもしれません。いずれにしても、何かを考える時、要因は一つではないと私はいつも考えています。いかがでしょうか?
また、座るという行為は、実は腰にものすごく負担がかかっているってご存知でしたか? 立っている方が腰には負担が軽いんです。その代わり足に負担がかかります。それがしんどくて座りたがるわけです。ところが、腰には座っている方が悪いことに気付いている人はあまりいないことでしょう。
この話をある高齢者にしましたら、「じゃあ、寝とくわ」って言われました。それはもっとダメです。それこそ立てなくなりますよ。さて、今日から座ることを意識できるでしょうか?