医療のおせっかいはいらない
私は医師ではありません。だから医療の真髄は分かりません。それでもなんとなく日本の医療は異常であると感じることが多々あります。
今回紹介する2冊の本は、私が日頃思っていることを確かなものにしてくれる貴重な本です。モヤモヤと思っていることを、ズバッと言葉にしてくれています。
日本の医療はおせっかいなのだ!
おせっかいと言われると、望みもしていないのに勝手にやってしまい、場合によっては悪に近いようなものです。
この「不必要に」というところがポイントです。必要ではないのに、あたかも必要であるかのようにやっているのが今の医療です。
そういうことすら思わず、疑問にすら感じないで病院通いしている人があまりにも多いことにつけ込まれているとも受け取れます。患者が知らないことを良いことに、余分な薬を処方したり、必要ない検査をしている節もあります。
手口は詐欺に似ていると思いますが、そんなこと言ってしまうと叩かれるかもしれませんね。
特に感じるのが高齢者に対する介護の現場です。人は年老いると弱るものです。自然に任せれば良いのに、おせっかい医療で長々と命を繋ぎ止めていることもあります。
何のために長生きしているのですか?
こう問われると、はっきり答えられる高齢者は少ないのではないでしょうか?
原因は両者にあると思います。
無知である患者と、そこにつけこむ医療側、どちらも悪いです。医療側は、バックに国が付いていますから太刀打ちできません。としたら、私たちが勉強するしかありません。
生きているのではなく、生かされているのだと気付いたならば、どうすれば良いかという考えを持たなければなりません。
人生の終焉に向かう中、医療の介入が必ずしも人を幸せにはしない。
この言葉をしっかり覚えておくことにしましょう。
この言葉の意味が分からない場合は、この本を読めば分かります。「そうは言っても、怖いじゃない?」と言われる人がとても多いです。それは死を覚悟していないからではないかと、私は思います。人は必ず死にます。いつかは必ず来る日なので、それを受け入れていない気持ちをまず改めることでしょう。ベッドの上で長々生かされるのは、私は望みません。拒否します。