読書感想文　『ナラタージュ』

【ナラタージュ】

恋愛って成就すれば幸せだし、うまくいかなければ不幸せかもしれない。ただし、不幸せで済むのならの話しだけど。


大学生の泉と、泉の母校の葉山先生との間には不幸せでは済まない恋愛の物語があった。


こんなのは、完全に解けることのない呪いの様だと思った。

体験が深ければ深いほど、逆に些細なきっかけで一瞬にして、強制的に、感情と記憶を蘇らせられてしまう。


そこには、理性とか、努力とか、気遣いとか、そんなものでは到底抑えきれない感情が存在している気がする。
だからこそ、自分をすり減らしてでも感情的になれるんだろう。それが恋愛の恐ろしさでもあり魅力？



心して恋愛せねば。


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