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読書感想文 『店長がバカすぎて』
【店長がバカすぎて】
•2020年本屋大賞ノミネート作
目次には「〜がバカすぎて」しかなく、読んでみるとたしかにバカすぎる人ばかりでだった(主人公、谷原京子目線で)。
しかし、これほどまでみんながみんな、不器用で真っ直ぐすぎるバカは愛せずにはいられない。
だから、主人公には悪いけれど、みんなこのままみんなバカで楽しい話をずっと読んでいたいと思ってしまった。こんな事言っては主人公に半笑いで怒られそうだけど、一番「バカ」だろうと思われる我儘な客だけが「神様」として扱わなければいけない対象だったことが皮肉さに満ちていたところも絶妙だった。(赤い本だけのヒントで書店員を困らせるようなマネは絶対にしないようにしようと心に誓った)。
どんな場所やモノにも人間が絡んでる以上物語が生まれるのは必然であるけれど、自分が好きで毎日のように行く書店というところが舞台で、そこで働いている書店員の物語というのは、実際に働いている訳ではないのに個人的には凄く身近に感じた。
だからこそ、『基本、書店というところはウソつきだ』という一文はショックだっけれど、その続きの訳を読んで、書店員
の苦労と努力があっての『あの居心地の良い空間』が出来ているのだと思うと感動する。
読みながら色々な感情を貰ったけど、やはり最後に作中の作家の正体が明らかになった場面は、「これぞ小説」の一言に尽きる。既刊であり続編の「新!店長がバカすぎて」を読まずにはいられないなと、まんまと思わされてしまった。。。
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