運用をやめて、投資をしよう パートⅡ
前回、“投資が単なる金融商品となり、もはやコモディティにまで堕ちた”と述べた。個人投資家が気にするのはリターンのみ。金融業者が競うのは手数料の引下げのみ。なぜかって? 金融商品に特徴や差異を求めなくなってきたから。その結果、金融業者から商品の説明はされなくなり、代わりに“長期・つみたて・分散”といった『個人投資家のとるべき手法・心構え』がキラーワードとなった。“長期・つみたて・分散”は確かに有効だが、それを言い出した時点で金融業者、そして金融商品の存在価値は危うい。いずれに