なんか〜について
この前テレビを見ていて、話始めるときの先頭に「なんか〜」とつける人が非常に多いことに気がついた。別に不快感もないし、今まで普通にスルーしていたのだが、一度認識し出すと気になって仕方がなくなった。
そのことに気がついたのは、アイドルの番組を見ていた時なのだが、若いアイドルの子達は、エピソードトークをする時に、ほぼ全員が接頭語に「なんか」をつけている。
その日から気になって、日常生活でも集計を取ってみた。すると、やはり毎回のように「なんか〜」と話始める人が一定数いた。テレビでも日常生活でも、大御所や上司などにはあまり見られない。どちらかと言えば若手の人に多い印象である。
かくいう僕も結構な頻度で「なんかさ、」と接頭語をつけている。振り返ってみると「なんかさ、」と話始める時は、あまり話の内容に自信がない時のように思える。なんかとつけると何となく保険をかけているような心境になるので、多用してしまうのだろう。
当然ながら、商談やプレゼンの際には「なんか」はほとんど登場しない。ある程度喋ることを想定して臨んでいるので、多少なりとも自信を持っているからだろう。「なんか」は何も準備もしていない何気ない会話のやり取りにおいて頻繁に登場する。
職場の人を観察していても、新人の子とか社歴が浅い人とかが頑張って喋ろうとしている時によく登場している。僕もそういう場面を経験してきたが、やはり自分が話して大丈夫だろうか…とかそんな心配に起因して「なんか」をつけていた気がする。
以上のように「なんか」=「自信のなさに対する無意識な保険」という結論に勝手に至ったのだが、誰かに聞いたこともないので、合っているか分からない。
もし、何か別の意見があれば聞いてみたいものである。