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初めての市民マラソン
26日(日)に立川の昭和記念公園で行われたベジタブルマラソン10キロに参加してきました。
結果は無事完走して記録は51分44秒。目標の55分もクリアし市民大会初参加にしてはとても満足のいくものでした。
それにしても「大会では周りに引っ張られて記録が出る」といわれていましたが、まさにその通りでふだん以上に記録が伸びてびっくりです。
いかに多くの人と走ることで力が出るかわかりました。
序盤は抑えめに入って、それでも1キロ5分5秒ぐらいで、その後も少し落ちあものの、あまりペースが変わらず10キロ走れたのが収穫です。
欲をいえば余力を残してしまったのでもう少しペース配分を考えればなあとの反省点もあります。
それにしても3キロからラストまでは、自分のまわりのメンバーがほぼ同じで、奇妙な連帯感を感じました。高校生二人組から小柄な女性、小太りのおじさんがその主なメンバーでした。
この連帯感は直接的な対話こそありませんが、ゴールという同じ目標に向かって走るランナー同士の距離感にいることで、とても心地のよいコミュニケーションが発生しているようでした。
とくに小太りのおじさんは、わたしとずっと意図せずデッドヒートを繰り返してまして、とても励みになりました。
きっとわたしより5歳くらい歳上の40代かと思われますが、彼に引っ張っていってもらったのでとても助けられました。
いったいどんな人生を歩んできょうここで走ることになったのでしょうか。偶然の出会いとはいえその静かな出会いにとても感謝しています。
あと大会に参加してみて最大の収穫は自分の強みと弱みがわかったことです。それは「上りに弱く、下りに強い」という事実です。
なので上りになると周囲のランナーたちに「いってらっしゃい!おさらばします」とズルズル落ちていって、下りになると猛烈な巻き返しで「こんにちは!またよろしくおねがいします」で戻ってきます。
起伏の多い公園内なのでこの繰り返しを20回ばかり繰り返して、じぶんでも「なんだこれは。。」とあきれると同時に、息の荒い周囲のランナーさんたちもこころなしかあきれた雰囲気で「なんだこいつは」と唖然とした感じを背中で静かに語っていました。
あともうひとつ記録以上にたいせつな目標として「愉快に楽しく走る」を掲げていたのですが、これもそれなりに達成したのではないかと思います。昨日は雲ひとつない晴天でキラキラとした光の中を走れたのがとてもきもちよかったです。
ゴール後もクタクタですが達成感があり、すべての精神的な疲労がぶっとんだかのような爽快感がありました。が、ランナーズハイのような状態になり、あまり親しくない知人や昔の同僚などに、ところかまわずゴール後の自撮り写真を送っていました。。。
いま少し後悔しています。
その後、賞状をもらい着替えると、ベジタブルマラソンだけにネギやキャベツ、にんじんなどをもらい、そのまま意気揚々と公園を後にしましたね。
が、その大きな野菜たちが曲者で手持ちのビニールはわたしの手に食い込み、マラソン後のわたしの体にミシミシとダメージを与えてきます。
「なにをこいつら」と思いますが、どうにもこうにもしんどいばかりでびっくり。マラソン後の野菜運びがこんなに辛いとは思いませんでした。マラソンは家に帰るまでがマラソンです。そんな思いを痛感しました。
そんなこんなで、また次回もべつの大会に出て「愉快に楽しく」走りたいと思います。
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