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「激坂と絶景と私」-上五島トライアスロン初参加で「舞いあがる!?」
ベトナム・ダナンでのロードバイク・MTBライフを綴る、ベトナムでロード
バイクLife vol.104です。
そもそもスタートまで辿り着けるのか?
ベトナム・ダナン で毎年開催されているIRONMAN 70.3に参加しよーと決めてからトレーニングを始めること約3ヶ月。
そのトレーニングの一環で我がホームタウン、五島列島の新上五島町で開催されている「上五島トライアスロン」 に参加してみた。
しかし、初めてのトライアスロン だし、初めての飛行機輪行(ベトナムから東京へ、東京から長崎へ)だし、そもそも1.5km泳げるようにならないとだし、スタートするまでに超えなきゃいけない壁が多い!正直よくわからんことがいっぱい。
とはいえ結局、何事も一つ一つ解決していくしか道はない
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なんだかんだで無事、日本へ到着し、大会前々日には上五島へ到着。
飛行機輪行でバイクが壊れてないかチェックも兼ねて、前日は軽くライド。
天気もよく、残暑と秋の中間みたいな空気が心地よい。いや、それを「秋」と呼ぶのか??
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そしてスタート「舞いあがれ!」でなく「舞いあがる」
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そしてレース当日、天候は晴天。
残暑厳しく、暑い。
スタート2時間前ぐらいに会場到着し、受付を済ませ、トランジションの準備をし、おにぎり食べ、しばし休憩。
能天気な性格だからか、ホームタウンだからか、特に緊張するということもなく、どちらかというとワクワクした気分でしばし休憩。
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上五島トライアスロンのコースはざっくり言うと、スイム は港の湾内を2周回で1.5kmと、バイクはほぼ山のアップダウンで獲得標高約1000mで距離は44km、ランは峠を超える折り返しの10km。バイクだけオリンピックディスタンスより少し長い。かつ、登りまくる。という感じです。
開会式の後、スタート地点へ移動し、フローティングスタートの為、港の桟橋から順番にドボン、ドボンと海へ飛び込んでいく。
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「完走できたらいいや」というレベルの私なので後方に居たつもりだったが、
結局スタート後、それでも集団スイム に翻弄され、完全にオレ「舞いあがる」。
Garminのスタートボタン押すのも忘れていて、緊張してないつもりだったがやはり舞い上がっていた。
「このペースでは絶対無理!」と察知し、一旦、平泳ぎしたり、近くのブイにつかまって休憩したりしながら、集団後方に下がり、自分のペースで泳ぎ出す。
無事、スイム パート1.5kmを終え、バイクパートへ。
沿道では街の人や、ボランティアスタッフの方々が、スタートリストを見ながら名前で応援してくれる。スタートリストには出身地も書かれているので、数少ない地元からの出場者ということで、熱く応援してくれる
「あら、上五島の人ったい!前田くんがんばれー!!」っと。
ありがたい。
激坂を登り、カーブが続くテクニカルなダウンヒル、美しい海沿いで安心したら、またとどめの山、、、という感じの2周回。
わかっていたことではあるが、暑さとアップダウンの激しさでかなり消耗。
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だが景色は美しい。。
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そして最後のランへ。
ランは木の下くぐって、また激坂を超えて、桐教会の階段を登り、折り返し、
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エイドコーナーのおばあちゃんがそうめんを勧めてくれるが、、、「すみません、、そうめん食う元気ないです」と、、、、、、ありがたくお茶だけいただき、
最後の激坂は歩き、下りでは両足つり、、、
歩いたり、走ったりしながらも、無事ゴール。
ゴール地点には地元の同級生もかけつけてくれた。ありがたい。
そしてAfterパーティーの料理も最高でした。
エビうめー!!
苦しい道を超えた同志だからこそわかり合える出場者との楽しい会話。ビール!
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五島うどんも当然食う。
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やったからこそ広がる世界や出会いは早めに
「いくつになっても何でもできる」というのは、
ある意味正しいが、ある意味正しくない。
やはり、「やりたい」と思ったことは早めにやっておくべきで、
その時にしかやれない事というものはぜったい存在する。
そして、やったからこそ広がる世界や出会いは、早めに扉を開けて飛び込んだ方が楽しめる時間は増える。
と、激坂と絶景を見ながら私は思ったのでした。
スタッフ、ボランティアのみなさん、
応援してくれたみなさん
出場したみなさん、
ありがとうございます。お疲れ様でしたー!
たぶん、来年も参加します・・・・たぶん。
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<< 追記
そして、2024年も参加した様子はこちら