リカレント教育〜学び直しの精神とは〜
最近注目されているワードがあります。
『リカレント教育』
これは「生涯学習」と似た言葉です。
『習うは一生』ということわざもあるくらい、
人は一生をかけても全てのことを知り尽くす
ことは不可能とされていますが、それでも
一生を通じて常に学び続けなければならない
ということです。
学生時代は勉強することが仕事でした。
しかし、この学生時代を終わると、勉強する
という機会は大きく減るのではないでしょうか。
しかし、リカレント教育の考えでは、学校を卒業
して仕事に就いたとしても学ぶことをやめず、
引き続き教育を受けていくことが望ましいとされ
ています。
リカレント(recurrent)」とは、「繰り返す」
「循環する」という意味ですので、仕事と必要な
教育を繰り返し学び続けるということで、
「社会人の学び直し」とも言われます。
厚生労働省HPでも大々的に掲載されています。
現代はライフスタイルやキャリアの多様化が
どんどん進んでおり、また人生100年時代で
さまざまな生き方や働き方が考えられます。
そのため、学校を卒業した後も、新たなスキル
を身につけたり学んだりするためのリカレント
教育は、選択肢を広げることに繋がるため、
近年注目されています。
また、これは新しいことを学ぶだけではあり
ません。
既存の知識も時代に合った形でアップデート
していく必要があります。そのため、復習と
いった勉強も含むことができるでしょう。
よって、個人としてこれからの時代を生き抜く
ためにも、リカレント教育として常に新たな
知識やスキルを学び続けることは大きく人生に
影響を与えるのではないでしょうか。
また、企業としては多様なキャリアに対して
人材の流出を防ぐためにも、社員研修として
リカレント教育を積極的に導入することも
効果的かと考えます。
例えば、プログラミングやビジネス英会話の
講義を設けるなど、企業の必要な人材に合わせ
て必要なプログラムを組んでみてください。
なお、何か新たな資格取得などに挑戦しよう
と考えてる方は教育訓練給付制度の活用も
確認してみてくださいね。
最後に、学び直しや一生勉強をしていく中で
大切なことがあります。
それは「アウトプット」だと思っています。
人は「インプット」をしても、使わなければ
どんどん忘れていく生き物です。
そのため、学んだことはすぐに実践や周りの
人へアウトプットすることを意識してみて
ください。
そうすれば、一段と定着率も向上すると思い
ます。
また、このアウトプットには情報の収集に
おいても大きく役立ちます。
アウトプットについては過去記事もご参考
ください。
相田みつをさんの言葉で、
『一生勉強 一生青春』
という言葉があります。
学び続けることは時に苦しいことや、
やりたくないことだってあるかもしれません。
しかし、その中にも楽しさや価値を見出し、
人生謳歌していきましょう。
それでは。