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投資食わず嫌いの人へ〜あなたも既に投資家?〜
コロナ禍がさらに加速させたこの「投資ブーム」
その中でも、「まだ投資はしてません!」
という人も多いかと思います。
そういった方の心理には、
「投資への漠然とした恐怖心」
があるのではないでしょうか。
「お金が減ったらどうしよう」
「運用が難しそう」
「知識がない」
「なんだかめんどくさい」
そんな思いがあると思います。
実際に、日本で投資を行なっていない人は
約半数以上と言われています。
海外と比べてもこれは顕著に現れます。
2021年8月時点の日本銀行調査統計局による
データでは下記の通りとなっています。
■現金の比率
日本 52% 米国 13%
■株式等の比率
日本 16% 米国 47%
日本人がどれだけ現金文化なのかがよく
わかると思います。
これは、投資は危険だという根強い考えと
金融教育の低さからくるものだと思います。
そのため、日本には数百兆円規模のタンス預金
が眠っているとも言われています。
以上から、多くの方が投資をしていないという
状況ですが、どんな方でも投資をしているという
考え方もできるんです。
どういうことか。
日本は「管理通貨制度」を採用している国です。
昔は、「金本位制」というものが主流でした。
そのため、金と紙幣を交換できる制度で、
金をお金の価値の基準としていたものです。
しかし、これはほとんどの国で廃止されました。
そこで、金の保有量とは関係なく、法律で定めた
制度に基づいてその国の中枢である銀行、つまり
日本銀行が貨幣の量を管理するといった制度です。
管理通貨制度では、国の信用によってお金の価値
が決まります。
そのため、お金を刷れば刷るほど、市場にお金が
流通するため、1枚の紙幣の価値は下がります。
そういった制度のもと発行されている「日本円」
という「現金」を皆さん貯金しているというのは、
つまり「日本の円という通貨」に投資をしている
ともとれるのです。
海外では、自国の通貨だけでなく、他国の通貨
にも多く投資がされています→外貨預金
これは、自国通貨の価値が目減りすると、
同じ100万円という金額も実質的な価値としては
下がってしまうため、他国にもリスクを分散
しておこうという考えです。
そのため、日本人は日本円だけの円預金という
のは、日本という国にフルマックス投資を
しているというようにも考えられます。
よって、「投資は怖い!」と言っている人も、
その円預金は広義的に考えると自国通貨である
「円」に投資をしているのです。
既に投資始めていましたね!笑
また、他にも既に投資をしているんです。
それは何かというと、
「公的年金」
です。
皆さん毎月国民年金や厚生年金として
保険料を国に納めていますよね。
この年金保険料がそっくりそのまま年金支給の
財源となっているのでしょうか。
答えは違います。
そっくりそのまま保険料を年金にするのでは
とてもじゃないですが不足します。
そのため、我々が支払った年金保険料は、
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)
という機関が管理運用を行なっています。
下記、GPIFのHPよりしくみを引用。
そのため、毎月払っている年金保険料も
広義的に考えると「投資」として取れます。
既に投資始めていましたね!笑(2回目)
ちなみに、運用状況は下記GPIFサイトの
引用のとおり。※2021年第二四半期
2001年度の運用開始以降の年率が3.7%です。
なかなか良い線いってますよね。
以上から、投資を食わず嫌いで避けている方も
生活しお金を使っている限りは投資を無意識で
行なっているのです。
このように考えると、投資へのファースト
ステップは踏み出しやすくなりませんか?
投資はたしかに変動がありますので、
損もできますし、得もできます。
一歩間違えれば大きなマイナスとなります。
しかし、マイナスの側面だけを考えていると、
お金は眠っているだけです。
上手く投資を行い、お金を働かせ増やすことが
今の時代には求められます。
そのため、国としても「NISA」といった制度を
用意しているわけです。
NISAについては過去記事をご参考ください。
ぜひ投資に対する意識を変えてみて、
簡単なことから始めてみてはどうでしょうか。
それでは。