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ビジネスマンとして「優しいけど甘くない人」になりたいという話

こんにちは。ヤマシタです。現在は大阪のスタートアップでSaaSのBtoBマーケティングを担当しています。(もしご興味あれば以下ご覧ください)


優しい/大人しい人の葛藤

私自身、昔から「優しい」(言い換えると大人しい)と言われる性格でした。そういう人はビジネスマンになった後でも「気軽に話しかけられやすい」一方で「説得力が弱い」「舐められやすい」という特性があると思っています。

肩幅が広い人のほうが肩幅が狭い人よりも発言に説得力が増す
肩幅が広い人のほうが肩幅が狭い人よりもみんなから支持される
肩幅が広い人のほうが肩幅が狭い人よりも発言に説得力が増す
肩幅が広くなったらもっと自分に自信を持って想いを伝えられたかな

(ヤバイTシャツ屋さん「肩 have a good day」の冒頭歌詞)

だからと言ってある日突然体育会系のようなマインドセットになるわけでもないですし、そうなりたいわけでもありません。ただそのままでもダメだという思いもありました。だから、今の性格でももっとビジネスマンとして活躍できるマインドを模索していました。

「優しさ」と「甘さ」を切り分けて考えるという気づき

冒頭で「舐められやすい」という話がありましたが、この理由として「反論や否定をしないから」という要因があると思っています。人は否定されない相手に対しては強く出れてしまうので、結果的に優しい人が損をしてしまうという事象が仕事で発生してしまいます。

ただ実はそれは「優しい」のではなく「甘い」という別の話だと気づきました。(調べるとやはり同じように思っている先人がいらっしゃる)

詳しくは上記記事を見ていただきたいですが
優しい」=相手を尊重・理解しようとするスタンス
甘い」=相手の問題・欠点を見過ごす行為
であり、定義として異なるということです。

そのため、よく「優しい人は損をする」という話を言ったりするのですが、実際は「優しいからこそ甘い人」が損をしているのではないかと考えています。

何に足して甘くしないのか→業務のアウトプットに対して

「じゃあ甘くしないでおこう」となるわけですが、それは仕事においては”何に対して”なのかという疑問がありました。(人格否定をするのは言語道断なわけですが、では何に対してかとなった)

たまたま以前に、社内のマーケターにおけるプロジェクトマネジメントスキルの勉強会にて、以下の課題図書での輪読会を実施していました(NOTアフィリエイト)。

その中でプロジェクトを指揮するリーダーとしてのマインドセットの話があり、その中で「厳しさ」について言及されているセクションがありました。

リーダーに必要な厳しさとは、メンバーの成果、アウトプット、仕事ぶりに対して厳しくある、ということです。報告資料が十分なレベルでなかったら差し戻す、期限までにタスクが完了しなかったら理由と対策を問う、勤怠状況が悪くなってきたら指摘する、などということです。

木部 智之. プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」 (Japanese Edition) (p.302). Kindle 版.

知っている人からすると当たり前の話なのでしょうが、個人的には「甘い/甘くない」という捉え方に四苦八苦していたので、ここと紐づけることで腑に落ちました。

大事なことは、その人自身を否定するわけではないのはもちろん、怒ったり叱ったりということでもないということです。あくまでアウトプットに対しての不足があれば指摘し、原因や解決策を一緒に考えていく形であるべきだと考えています。

そのため、「優しいけど甘くない人」とは「相手を尊重・理解しようとするスタンスを取りつつも、業務のアウトプットに対してはしっかり指摘する人」という解釈をしています。

「優しいけど甘くない」は「優しくないし甘くない」よりも難しい道

優しさと甘さの4象限(自作)

「優しい」「甘い」をそれぞれ軸とした4象限をとった場合、個人的に「優しいけど甘くない人」は一番マイノリティなのかなと思います。
やはりビジネスにおいて結果コミットするだけであれば、甘さも優しさも捨てる覚悟で日々仕事している人が評価されると思っています。逆に優しくて甘い人が多ければ職場内でのストレスは非常に少なそうな一方、企業やビジネスとして成長しづらかったり、現場目線でも「成長できない」「退屈だ」という思考になるリスクもあります(会社に自分の成長を求めるなという反論は本趣旨と異なるので置いておきます。あくまで一般論として)。

世の中の優しい人がもっと活躍してハッピーな世界になってほしい

なぜこれを書いているかという理由でもありますが、世の中の優しい人がもっと活躍してほしい思いがあります。
優しいことで損も受け入れてしまう受託側の方とか、優しいことで色んなタスクを任されて本業ができず苦労している方とかを見てきている身としては、そういう人たちが人間関係に疲れてしまう前に、少しでも何かの参考になったり、同じように考えている人もいるぞという思いが1mmでも届ければと思っています。

優しさと厳しさを持つ人はぜひ弊社に来てください(突然の宣伝)

手前味噌ですが、弊社はベンチャーとして厳しくいかないと成長できないフェーズにありつつも、コミュニケーションを大事にする社風なので、職種問わず意欲的で優しい人が多いと思っています。

もしこういう環境がマッチしていると考えいる方はぜひご検討ください!カジュアル面談もやっていますのでぜひ。それでは!

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