2022/10/05の物理学とノーベル物理学賞
ノーベル物理学賞
昨日、2022年ノーベル物理学賞が発表されました。
ドキドキしながら中継を見ていました。正直なところ固有名詞を聞いてもピンとこなかったのですが、内容を知って驚きました。
(あとで調べたら有名な式に名前のついている人がいました。)
その内容とは、量子もつれ光子を用いたベルの不等式の破れの実験と量子情報科学の先駆的研究(日経サイエンスのタイトルより)でした。
ベルの不等式というと、量子力学では入門書レベルでも出てくるようなものです。それがなぜ今になって受賞されたんだろうと思い、いろんな人のツイートを読んだりKEKのスペースを聞いたりなどして調べてみたけれど、詳しいところまではわかりませんでした。
調べる中で、日経サイエンスが記事をいち早く上げているのを見つけました。
リンクを下に張っておきます。
記事を書いている途中で、ヨビノリたくみさんの動画がアップされていたので、こちらもリンクを張っておきます。
一般向けの解説なので、興味のある方はぜひご覧ください。
アインシュタインの感じた気持ち悪さは、おそらく誰もが感じることでしょう。
これを見たら、受賞した理由も解りました。
調べる過程でおすすめの専門書や一般書も見つかりました。
うち2冊は手元にあり、1冊は勉強中の本で、かつちょうど量子もつれを勉強していたところなので、テンションは上がる一方です。
しかし一度読んだくらいでは解らないので、何度か読み直し、また他の本や演習本でしっかりと学ばなくてはいけないと思っています。
また関連の論文や専門雑誌に掲載された記事もいつくか見かけたので、とりあえずDLしておきました。
いますぐに理解できなくても、読んで理解できるようになりたいものです。
今日の物理学
今日の学習は、章末問題でした。
前回計算した内容を少しだけ発展させたものですが、間が空きすぎて、また細かい計算で苦労しました。
今日で章末問題を終わらせたかったのですが、残念です。
今回の受賞内容でベルの不等式に興味を持ち、量子力学を本格的に学びたいと思っている人へ。
高校数学がそこそこマスターできて、線形代数も学んだことのある人であれば、写真にある本を読んでください。
線形代数に自信がなくても、ざっくりした知識があれば理解が深まるような作りになっています。