フライトのお供☺️ おすすめBOOKs📚
飛行機では映画や動画を見るよりも、本を読むことが多いです。
フライト時間にじっくり読めるおすすめの本たちをご紹介します☺️
エッセイ
だれかに、話を聞いてもらったほうがいいんじゃない?
ロリ・ゴッドリーブ 栗木さつき訳
「セラピスト自身がセラピーに通った日々をつづるエッセイ」というポップに惹かれて購入。
これ、めちゃめちゃ引き込まれます!
読了後、思わず友人に勧めちゃいました。
著者のもとに通う患者と彼女自身の通院話がとてもドラマチックに描かれています。
ゴシップ的なエピソードを散りばめて読者を惹きつけつつ、登場人物ひとりひとりの実直な叫びを描くことで、彼らと読者を深く結びつけていくこの手腕!
著者はセラピストになる前は映画やドラマの脚本家として活躍していたそうです。
絶妙なエンタメ性とこころの深い描写のバランスに納得!
個性的な患者たちのエピソードに挟まれて彼女自身のエピソードも明かされているのですが、これがミソですよね!
恋愛・妊娠・子育て・キャリアについて赤裸々に吐露されていて、本書に格段の人間味を持たせていると思います。
約500ページの大作なので長時間フライトにおすすめです。
Hマートで泣きながら
ミシェル・ザウナー 雨海弘美訳
人気バンド「ジャパニーズ・ブレックファスト」のメンバーのエッセイ。
父はアメリカ人、母は韓国人の著者は、もう一つの母国である韓国とのつながりの多くは母に負っていました。
しかし、その母が床に伏しかえらぬ人に。
”母が病気になる”
この動揺や混乱、喪失感は察するに余りあります。
ここで著者と母をつないでくれる韓国料理という存在の大きさが伝わります。
帯にある「目頭が熱くなった後に、おなかが鳴るかもしれません」というコピーが本書の全てを語っていると思います。
今日も言い訳しながら生きてます
ハ・ワン 岡崎暢子訳
本書のエッセイもステキなのですが、各章に添えられたイラストが大のお気に入りです。
このシュールでコミカル、そして核心を突いたイラストはもちろん著者の手。
パラパラとめくるだけでもくすっとできますよ😆
1作目よりも2作目である本書のほうが、エッセイのクオリティがあがっている感じで好きです😚
小説
神様が殺してくれる
森博嗣
小5で森ミステリィに出会い、それ以来ずっーとファンです🥹
森ミステリィ初体験の方に何をおすすめしたらいいかすごく迷うのですが、本作は比較的ライトな感じのミステリィ。
エンタメ感もありますしね。
これなら難解すぎず、いい感じに森作品の世界観を感じられそう👍
ミステリー自体のおもしろさを土台に、森ミステリィらしい神秘的な恐ろしさをまとっています。
ふと思い出したときに、ちょっとだけぞっとするような。
主人公はインターポールの職員
パリの女優、ミラノのピアニストとつづく殺人
手がかりは重要参考人の異常な美しさだけ
そして彼は言う「神が殺した」と…
え?
あらすじだけでこんなにおもしろそうでいいんですか!?
これにハマった方には、同様に神秘的な百年シリーズをおすすめしたい!
それも気に入ってもらえたら、もうS&Mシリーズから順番に読まずにはいられないはずです😚
ピエドラ川のほとりで私は泣いた
パウロ・コエーリョ 山川紘矢・山川亜希子訳
パウロ・コエーリョも大好きです。
森作品とコエーリョ作品は、ふと思い出しては何度も読み返しています。
彼の著書で一番有名なのは「アルケミスト」ですが、本書もほんとにいいですよ~
なによりもまずタイトルがいい!
情景を端的に描写しながらゴロもいいなんて、最高!!!
本書は繰り返しの日々で虚無感にさいなまれる主人公が12年ぶりに幼なじみと再会し、「自分が本当に望む生き方」を再発見していくストーリーです。
「真実の愛」が本作を貫くテーマではありますが、わたしは彼女が生き生きとしたメンタリティを取り戻す姿に惹かれます。
全編をとおして、コエーリョらしい神秘的な美しさに包まれた作品です。
ベロニカは死ぬことにした
パウロ・コエーリョ 江口研一訳
コエーリョ作品おすすめその2。
これもまた、なによりもまずタイトルがいい!
端的かつ煽情的。
そしてゴロもいい~
こちらの作品も主人公は虚無感に襲われ自殺未遂。
一命をとりとめたものの、精神病院で目覚めると余命数日と宣告されます。
病棟の患者と残された日々を過ごすうちに、自分を解放することに目覚めていく主人公…。
コエーリョ作品に多く見られるのは、
うつうつとした、そして漠然とした虚無感と精神病
神秘的な神の力、スピリチュアルな体験
大胆に描かれる俗っぽい欲求
どれもセンセーショナルですよね。
でも、こうしたトピックをとおして強く伝わるのは「自分を押し込めないで自由に生きよう」という希望がさしこむようなメッセージだと思います。
こうしたテーマに加えて、よりロマンス要素が加わるのが「11分間」です。
こちらも好きです~🤭
自己啓発
NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法
マーシャル・B・ローゼンバーグ 安納献監訳 小川敏子訳
何度も何度も読み返しては、今の自分を振り返るくらいお気に入りの一冊。
これを初めて知ったときは衝撃でした。
「そうか、なにごとも自分の受け止め方しだいなのか」と。
「あの人の遅刻にイライラさせられている」
ではなく、
「あの人が約束の時間より遅く来るとき、わたしはみじめに感じる。なぜなら、わたしは約束を守ることは相手を尊重することだと考えるから」
のように「自分の感情に責任を持つ」。
本書では、感情のおおもとにある「自分が求めること」がわかるようなトレーニングが豊富です。
自分の感情(特に負の感情)が湧き上がる理由を知って対処する。
これが1番のセルフケアですよね☺️
さらに進んで、「自分の感情に責任を持つ」ことはひととの関係においても重要です。
自分の感情を理解し、自分が真に必要としているものを自分で与えられるようになる。
そうすれば、他人に自分の気持ちを伝えたり、共感的に理解したりすることができるようにもなります。
本書では、相手への伝え方のフォーマットを、たくさんの事例とトレーニングから具体的に学ぶことができます。
こんなに共感して学べる自己啓発本ははじめてです😳
内向型人間のための人生戦略大全
シルビア・レーケン著 岡本朋子訳
かつて、外交的な人に憧れて、自分の内向的な特徴を「改善すべき短所」と捉えていた時期がありました。
でも、本書をとおしてそれは「改善すべき」でも「短所」でもない、ただの特性のひとつだと思えるようになりました。
しかも、その特性を活かすこともできるとは!
目から鱗👀
「なんだ、わたしと同じ悩みの人もたくさんいるんだ」
「わたしだけがダメなんじゃないんだ」
「これは活かすことができる特性なんだ」
そう思えたことが大きな財産です☺️
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以上、何度読み返してもいいな〜と思えるおすすめ本でした💓