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2020年2月に読んで良かった書籍。
今月は完全に1日1冊ペースでの毎日読書を達成しました。去年の下半期のように読了本の全てを書評にすることはしない方針ですが、毎月末によかった書籍を5〜7冊程度は紹介しようかなと。
ちなみに、日々の読了後ひと言感想は、毎日20時に ツイッター に投稿しています。よければフォローのほうを宜しくです。
1.地域引力を生み出す 観光ブランドの教科書
まずは、観光業界の人にぜひ読んでほしい『観光ブランドの教科書』です。
顧客獲得合戦による誘致型観光地を目指すのではなく、顧客に「行ってみたい」と思ってもらうために地域の魅力を引き上げる(=持続可能な観光地を目指す)方法を解説してくれています。
具体的には「顧客満足度向上によるリピート来訪促進」を狙う考え方です。
さらに、本書では、独自分析を含む【消費者調査】をもとに有効な指標を示してくれており、それが最大の特徴だと思いました。たとえば、
リピートする観光客の特徴
・グルメ志向
・食の品質を重視
・観光でリラックスしたい
・食の健康への関心が高い
・地域ならではの食事や特産品を重視
非リピート志向の人が重視する点
・知識教養を得られる観光
・滞在価格が安く済む観光
・体験型の観光
などが紹介されています。
これらを自分の街や自分のお店に当てはめて考えていくと、狙うべきポイントが見えてくるんじゃないかなと。(僕の場合は熱海で応用するなら…、という視点で読んでました)
2.高収益民泊の教科書
また観光業ジャンルの本ですが、高収益民泊アドバイザーの水田佳苗さんが書いた『高収益民泊の教科書』をとても参考になりました。
基本的には民泊(AirBnB)の運営戦略に活かすためのノウハウが書かれているんですが、ゲストハウスなどの小規模な宿泊施設であれば応用させられるものが多いのでぜひ読んでみてほしいなと。
読んでみて、本書で最も大事なポイントは【明確なコンセプト(宿のあるべき姿)を決めること】だと感じました。そこを疎かにしてしまうと、「お客さんの質が一定にならない=宿泊満足度が下がる=高収益化できない」という悪循環にハマってしまう。だからこそ、まずは「コンセプト」をしっかり決めなさい、というのが最大の教えです。
他にも
民泊運営者の9割が自分の宿に泊まったことがない
→ 自分だけじゃなく家族に泊まってもらってフィードバックをもらうべし
などのような、ハッとさせられるアドバイスも載っているので、一冊手元に置いて定期的に見返すぐらいでも良い気がします。
3.ぼくらはお金で何を買っているのか。
マーケティングのプロ・松野恵介さんが提唱する「コトマーケティング」の戦略が小説にまとめられている『ぼくらはお金で何を買っているのか。』も素晴らしい一冊でした。
よく言われている「モノ売りからコト売りに」という話ではあるんですが、正直よく理解できていない気がする、、、と思う人にぜひ読んでほしいです。(何を隠そう僕自身がその自覚を持って読んだら腹落ちできたので)
たぶん小説風に書かれていることが非常に良くて、物語(ストーリー)としてイメージしやすくなっているのかなと。
また、マーケティングに関する名言も多く書かれており、たとえば、
お客様のことをよく知り、よく見て、どんなコトに興味があるのか、どんな不安や不便を感じているのかを考える。それが「マーケティング」の第一歩なんです。
や、
人と関われば関わった分だけ自然ともう買っていく。そうでないなら、その商売はどこかおかしいと思った方がいい。強豪相手に勝つよりもお客様にいかに喜んでもらうかを考えて行動しなさい。
など、グッと胸に刺さる人も多いんじゃないでしょうか。
4.戦略参謀の仕事
続いて、個人的に興味があって読んだのが『戦略参謀の仕事』です。一般的にはあまりオススメできないかもですが、僕としてはかなり興味深い内容ばかりでとても面白かった一冊でした。
本書の中では、実際に数多くの多種多様な企業の改革を請け負ってきた著者が、その経験と実態をもとにして「戦略参謀の基本的なスタンスや考え方」などを解説しています。
正直、これまでは「企業参謀」について曖昧な認識しかしてなかったので、
【参謀役の3つの役割】
1.トップの意思決定の精度を上げるために事業方針に関する現状分析と起案をすること
2.社内で情報が的確に伝達されて各部長レベルで自律的な判断ができる体制をつくること
3.事業(企業)の課題に優先順位を付けて、各課題プロジェクトに対応すること
という説明には「なるほど…」と感じさせられました。また少し時間を空けて、自分の視座が変わったタイミングで読みたいと思います。
5.休み方マネジメント
2020年は週に1回ペースで完全オフ日をつくる、と決めました。その流れに合わせて読んだのが、作業療法士の菅原洋平さんが書いた『休み方マネジメント』です。
フリーランスとして自由な働き方をしているからこそ、それと同時に「休み方」もマネジメントしていかなきゃなと思ったタイミングだったので、とても学び多き一冊に感じました。
基本的なスタンスとしては「働きかながら休息できる習慣をつくれる科学的技術を伝える」という形で、純粋な休み方だけでなく脳に負担のない働き方の提案もしてくれるのが最大の特徴かなと。
例を挙げると、生体リズムを応用した
【4-6-11 睡眠の法則】
・起床4時間以内に太陽の光を10分程度浴びる
・起床6時間後に座ったまま10分ほど目を閉じる
・起床11時間後に体を動かして体温を上げる
や、脳が「場所」と「体験や出来事」「付随する感情」をセットで記憶する習性を利用することで
やりたいことをやるための場所をつくり、その場所ではそのこと以外をしないようにすれば、脳に負荷がかからずに作業を習慣化できる
など、すぐにでも生活に取り入れられるライフハックがたくさん紹介されています。
個人的には睡眠に関するノウハウの
・自己覚醒法(=就寝前に起きたい時間を3回唱えてから眠る)
・目が覚めたら頭だけでも起こす(重力の方向で脳は起床する)
・起きる時間を毎日一定にする(起床後の生体リズムが大事)
は意識して生活を送るようになりました。
まとめ:3月も毎日1冊の読書をしていきます
2月は今後に向けての仕込みになるような時期になりました。読んだ本も、本業のブログの方も・・・
今回は時間も迫ってきたので5冊の紹介になりましたが、他にも『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』や小説『夫のちんぽが入らない』なども読んで良かった書籍です。詳しくはリンク先をチェックしてみてください。
というわけで、3月も毎日淡々と読書する習慣を続けていきたいと思います。
- - - ✂︎ - - -
というわけで、今日の記事は以上です。
ぜひ皆さんも読んだ本の感想を note に書いてみましょう!
では、またあした〜!
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≫ 就活が迫ってきている君たちへ。
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