見出し画像

#11 花粉症の漢方治療

春になりますとポカポカ陽気が気持ちいいのですが、辛い花粉症をお持ちの方にとっては鬱陶しい季節になります。

市販の抗アレルギー剤を飲むと、人による怠くなったり、眠気になるなどの場合はあります、いざとなると躊躇しますね。このような症状を避けるため、漢方薬を服用することで、多くの方が改善されております。一度お試しする価値があると思います。

実は漢方薬は花粉症の治療が大の得意分野です。個人の体質により使用する漢方薬も変わってきます。

花粉症のタイプは概ね二つあり、それぞれ適応する漢方薬があります。

▼風寒型
鼻詰まり、鼻水が透明でサラサラ、くしゃみが止まらない、目がかゆい、寒がりで夏でも手足が冷たい、体が冷えるとさらに症状がひどくなります。
【代表漢方薬】 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

▼風熱型
目がかゆい、頭痛、鼻詰まり、鼻水が濃くてねばねばする、時には黄色い鼻水が出る、体が熱がり、汗をかく。
【代表漢方薬】 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

上記のほか、辛夷清肺湯や葛根湯も用いられる場合もあります。症状は重い方はご自分に合うオーダーメイドの煎じ漢方薬も配合できます。

どの漢方薬が自分にあっているか、まず専門の漢方医にご相談して、的確なアドバイスをいただき、ご自分に合う漢方薬を見つけましょう。
当薬局では花粉症やアレルギー体質の方にオーダーメイドで薬膳茶の配合もできます。

また、季節に合わせて体調を整えておくことによる、花粉症の予防対策になります。当薬局の季節の薬膳茶シリーズ、『春の薬膳茶』には菊花、枸杞の実などが配合されて、今の季節「養肝」(肝の機能を整える)にはぴったりのお茶です。

花粉症に悩まされている方は、お電話、メールでもご気軽に相談してください。
良仁堂・薬膳・漢方薬局・中医学・健康・美容 | 良仁堂 (ryoujindou.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?