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クリティカルシンキングは関西の「ツッコミ」である

どうも。
最近「問い」の質に関して考えています。

"ロジカルシンキング" と "クリティカルシンキング" は似て非なるものです。
ロジカルシンキングとは筋道立てて物事を論理的に組み立てることです。
これは誰もがビジネスマン1年生のときからよく聞いていると思います。

では、早速ですがクリティカルシンキングについて考えていきたいと思います。


1. クリティカルシンキングとは?

批評思考・批判思考と呼ばれるものです。

ここでいう批判や批判とは "否定" の意味ではなく、コトにおける批評・批判が大切だという思考です。

ビジネスにおける「問い」は非常に重要です。
解くべき問いを間違えると筋の悪い戦略を取ることになります。
そして最も厄介なのは、ロジカルシンキングはできるがクリティカルシンキングできていない状態です。

言葉を選ばずに言うと「やる気のある馬鹿」のような状態です。

誤った問いでは、成果は出ないでしょう。
ビジネスは問題解決です。解決したい問題を間違えるとなにも解決できません。ただロジカルであるだけではなにも意味を成しません。

クリティカルシンキングは反復練習が必要になります。
この思考は訓練です。何度も何度も訓練することが問題解決のためのツールになります。書籍や動画だけでは身につきません。

2. "ツッコミ" とは

そもそも "ツッコミ" とはなんでしょうか?

「ツッコミ」は、ボケの間違いを要所で指摘し、観客に笑いどころを提示する役割である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%AB%E6%89%8D

とあります。漫才なんかでよく知られていますね。
ではなぜこのクリティカルシンキングに "ツッコミ" が必要なのか?

わたしは関西出身なので "よしもと新喜劇" 風に見てみましょう。
よしもと新喜劇を観たことがある人はすぐに理解できると思います。

A. 「おいおいおいおい〜〜〜にいちゃん、なんでこれこうなっとんや?」
B.「これは〇〇でして…〇〇なんですよね….」

A. 「その〇〇はなんで〇〇なんや?」
B.「〇〇は〇〇でして…」

A. 「ほなそれちゃうやないか!なんでやねん!なんでそないなっとんや?あぁぁ!?舐めんとんのかワレェ!いてこますぞぉぉ!!!!」
B.「え、えっと…すみませんっっ..!!!!たしかにそうなんですけど…」


つまり、"ツッコミ" とは物事に対する「問いかけ」なのである(極端すぎる…)
関西では毎週土曜日のお昼に「ツッコミ」を学んでいるわけです。(今も土曜日のお昼なのだろうか…)
物事に対する「なんでやねん」はクリティカルシンキングができているのだと。
ある意味 "いちゃもん" なんかもこれに近いものかもしれません。

物事を「はい、そうですね」と素直に承認するようなスタンスには "ツッコミ" が存在せず、質の悪い "問い" を立てやすく、間違えた問題解決に取り組みやすいデメリットがあります。

「なんでやねん」という関西弁的なツッコミはまさに "クリティカルシンキング" だと言えるでしょう。
ただの言いがかりや喧嘩はよくないですが、こうした "ツッコミ" がクリティカルシンキングには重要なのではないか?と最近考えています。

では。

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