詩 「夜が黒い」



黒ずんだ夜
零時超えてもガレージロックに溺れる耳
今日もまた死ねたらいいなと
続いていくのに恐ろしくなる時分
自分に届くような
あなたがあなたに向けた言葉に
わたしは生き延びられる
自分をごまかさないからこそ
生き延びられる
華やかな陽気さは
得意のSNSに幾らでもあるから
そちらに追いやって
生きるということのメチャクチャさに
未だに慣れない黒い夜空

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