創作は、個を貫いたもん勝ち。
個を貫く。
それは極端な考えではありません。
社会で生きていく上では折れる必要もあるが、
その中に絶対譲れないものを持つこと。
創作においても、人生においても重要な、
「個」について今日はお話しします。
《欲張るな、まずは力を持て》
「個」とは、個人のこだわり。
クリエイターとしては、
「これこそ○○さんの作品だよな!」
と言われるような存在になりたいものです。
そう思われる方法こそが、
「個」をユーザーに知ってもらうこと。
でもそれって簡単なことじゃない。
誰かが違うと言ったとしてもこだわりを突き通し、
どれだけ圧力を掛けられてもこだわりを突き通し、
突き通した上で結果を残す力がいる。
自己中心的であれ、ということじゃない。
ただ社会の中で自分を殺すな。
とはいえ最初からできることじゃない!
だからまずは研鑽を積んで……
という成長の過程で私たちの個はだいたい死ぬ。
だって実力がないから、突き通せないんだもの。
だから力を付けていく中でも諦めず、
少しずつ個を身に付けていくことが大切だ。
最初から個を突き通そうとは考えないこと。
そいつは欲張りってもんだ。
まずは実力という手札を増やして、
誰にも個を消させない力を手に入れよう。
……面倒だし、辛い。
私だってまだ個を突き通すには力が足りない。
焦らずゆっくりと前へ進もう。
《個性がないのは、まやかしだ》
自分には個性がない、と言う人もいるだろう。
だけど実際、個性のない人間なんて存在しない。
そりゃ他の誰かと似たものを持つ人もいるが、
誰かと同じだから個性じゃないというのは誤りだ。
世界で77億人、
日本だけなら1億人も人間がいる。
そんなにいるんだから、
個性が似通うのは当たり前だよね。
自分は特別だ、なんて自惚れる訳にはいかんだろ。
個性とはあくまでも、
「特定の比較対象と比べたもの」だ。
だから自分のことを考える時、
比較対象外の誰かなんて無視しちゃえばいい。
見えない他人と、そこからの意見に恐れるな。
《個を探すには、インプットを増やせ》
私は昔から自分を突き通せない人間でした。
他人の意見に流されて、
その上、感受性が無駄に高い。
ネガティブ思考でただ命令に従うだけ。
今もまだ自分の「個」はこれだ!
と自信をもって押し出せるものは少ないけど。
それでも、
軽快なコメディや、
ボケツッコミには自信あり。
これらに関しては突き通せる気がします。
突き通せるようになった理由は2つで……
・インプットを増やしたこと
・他人の評価と、自己評価を区別したこと
《インプットを増やす理由》
最近はYoutubeで、
お笑い芸人の公式チャンネルが増えましたよね。
そういうのを滅茶苦茶見るようにしてる、
これがインプットを増やすということ。
ちなみに今一番好きなのは、
「四千頭身」さんです。
ただ見るだけでなく、話の構成や、
なぜ自分が面白いと感じたかを分析する。
そうやって笑いの知識を増やしています。
とはいえ、
これはコメディ系が自分のこだわりだと、
理解したから出来ること。
でも自分の個が分からない人にも、
あらゆる方向にインプットを増やすことが、
オススメです。
基本的に何かが分からない時は、
思考するためのピースが足りないだけ。
物作りは、根本的な作り方を知って初めて出来る。
そして好きなものは、
嫌いなものという比較対象があって初めて分かる。
自分のこだわりを見つけたい人は、
全く触れたことのない物に触れてみよう。
実際に何かをやる必要はない。
noteやYoutubeで、
見たことのないジャンルを見るだけでもいい。
思考の手札を増やすだけで、
人は思いの外、変わるものです。
《自分を他人に委ねるな》
創作をする以上、
他人の目を意識してしまうのは当たり前だ。
でも「個」を貫くという点と、
創作を楽しむという点では、
他人の評価は邪魔なものになる。
ここら辺は切っても切れない関係だから、
ちゃんと思考の棲み分けが必要になります。
■まず自分のこだわりとしては、
他人の評価は気にする必要がありません。
誰かが嫌っても、誰かは好きになるもの。
99人にクソだと言われても、
1人が最高と言えばそれでいいんです。
この面白さが分からねえやつは引っ込んでな!
お呼びじゃないのだと割り切りましょう。
だって皆に好かれようとする程に、
個性はなくなっていくものですから。
それが個を貫くということ。
こだわりへの評価は、自分が自分に下しましょう。
■作品を売るという点では、
ユーザーの評価はしっかりと考慮しましょう。
無償で創作をし続けるのは、
現代でも難しいことです。
だからこそ商品を作って売る訳だが、
ここではユーザーの評価が必要になってくる。
ユーザーがいなければ売れもしないからね。
でもこれは個を捨てるのと同義じゃない。
商品を売るということは、
「ユーザーを満足させること」だから。
例えばさ、
貴方が外食に行って、満足して帰ってきたとする。
その満足感に……
どんな食材が使われているか、
どんな調理方法で作られているか、
料理人や従業員が何を考えているか。
人によっては何を求めるかが変わってくるが、
これらは直接関係していない。
結局満足感ってのは、
悲しいけどユーザーの受け取り方次第であり、
欲求や期待を満たせればそれで充分なんだよね。
美味しい料理を求める人は美味しければ満足する。
でも店の雰囲気を求める人は、
雰囲気が合わなければ満足しない。
作品を売るという点でも、
全方位の意見を汲み取る必要はない。
売りたいターゲット層のユーザーが持つ意見、
それは意識しなければならない。
この辺りの、
評価に対する棲み分けをバッサリ作ること。
それが「個」を見つけて貫く方法です。
《おわりに》
少なくとも創作では、
個性を持っている人の方が人気を得られます。
フリーランスが多い理由ってのもここにあって、
会社と契約した労働者では、
個性を持つことが難しいんだよね。
あくまでも資本家の意思に沿って働くのが、
労働者の勤めですから。
とはいえ最初に言った通り、
「個」を貫くには実力が必要です。
だから最初は会社に所属するのも悪くない。
私みたいに、
「ここじゃこれ以上成長も楽しみもないな」
と思ったら独立しちゃえばいいんです。
それじゃ会社に悪い?
いやいや、
所属していたいと思わせなかった方が悪い。
本当にいてほしいなら、何が何でも引き留めるさ。
それがなかったら責任を感じる必要はない。
たった数十年の人生だ。
自分を貫いて、自分の為に生きていきたいよ。
という感じで今日はここまで。
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