今年始めて良かったこと
ちょっと早いけど、2024年を振り返って「今年始めて良かったこと」を2つ書いてみます。
ひとつはパーソナルトレーニング。ふつうにジムに通うよりも高くつくけど、自分への還暦祝いとして思い切って始めました。若いころから比較的身体は動かしてるほうだと思ってたし、ここ10年ほどはナンチャッテの自己流ではあるが(ほぼ)毎朝ヨガもやってる。健康診断の数値が悪いわけでもなく、BMIもいちおう標準以下。でも、昔は多少ついてたはずの筋肉が着々と脂肪に置き換わってる確信(特にお尻と腿)がありまして。少しでもその「退化」のプロセスに抗いたいと思ったわけです。
8月から週1回、50分、4か月やってみて、まあ実際、見た目はあんまり変わってません(セルライトのぷよぷよ加減とか)。でも、驚いてるのは股関節の左右差が確実に矯正されてきたこと。これは骨の形状だから仕方ないと思っていたけど、筋肉を鍛えることで骨の形は変わらずとも位置は変わってくるらしいです。私の場合は左の脚が外に開き気味についてるので、左ひざをまっすぐ胸に引き寄せるのが難しかったところ、内腿の筋トレを続けることで引き寄せたときの感覚が明らかに違ってきました。
私が通ってるパーソナルジムは、大掛かりなマシンは使わず自重のみのトレーニングも多いから、動きを覚えれば自宅でもできるのがいいんですよね。一方で、自宅にはないいろんな小道具(ダンベルとかボールとかストレッチポールとか、その他名前のわからないものたくさん)もあるので、動きのバリエーションが無限なんですよね。だから飽きない。毎回新しい動きが紹介されて、なるほど~と脳にも身体にも刺激が入ります。
なにより1対1だからサボれません。家だと10回1セットで終わりにしちゃうところを12回x3セット、とか。素人のトレーニングには、ある程度の「強制」は必要だなと実感します。お母さんが私と同い年というトレーナーさんは知識も豊富でスキルも信頼でき、料金分の価値はあると思うのでしばらく続けたいです。
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もうひとつ、この秋から新しく、高齢者の生活支援のスポットワークを始めました。家事一般、買い物や通院の付き添いからペットの世話、お話相手まで、介護保険だけでは賄えない高齢者のお困りごとに応えるというサービスがあって、私のような登録ワーカーがスポットで(すきま時間を使って)そういう依頼に応えるというもの。
私は家事は不得意なので外出系、あと、せっかく春に傾聴ボランティアの講習を受けたので、お話相手系を希望して登録したところ、初めて担当した件が80代単身女性の引越しのお手伝いでした。詳細は書きませんが、人生初の福祉分野。当たり前だけど自分の知らないことってまだまだたくさんあるんだな~と、これまた脳に刺激です。あらためて、この分野で常勤している方々には頭が下がります。
かくいう自分も遠くない将来、介護保険含めてこういうサービスのお世話になるだろうから、その意味でも勉強になります。
また、私にとっては自分の両親・親族以外のお年寄りと密に接するのも、これが初めてのことでした。正直、このスポットワークを始めた大きな理由は、これで自分の老親に対してもっと客観的に観察・冷静に対処できるようになるかと期待したから。けど、先日帰省してみてそれはどうもダメみたいと思いました😅
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歳を重ねるほど、新しいことを始めるハードルは高くなります。特に、私のようなプチリタイヤしたフリーランスなんて、仕事も交友関係もたいてい「勝手知ったる」の範疇に収まっちゃうわけで。でもそんな刺激レスが続けば脳も身体も退化が加速するわけで。
だから、努めて自分の快適ゾーンから這い出すようにしなきゃ。小さくていいから一歩這い出さなきゃ。
これからますますその努力が大事なんだぞ、と自分に言い聞かせて、新年を迎えたいと思ってます。1年後も「今年始めた新しいこと」を報告できるように、小さくがんばります。
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