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人生の楽しみの1つは、”言葉探し”だと思う

どこかで聞いたフレーズが、今では自分の人生の1つの指針になっている。
それというのが、

「知らない言葉は使わない」

ということ。

「知らないものは知らないんだから、そんなの当たり前だろ」と思うかもしれない。だけどこれが、案外当たり前じゃないんだな、と自戒を込めて思うのは私だけだろうか。

私(たち)ってミーハーで流行に乗りやすいし、周りに流されやすい。
巷で流行っている言葉を使えないと時代に乗り遅れる感じがして使ってみちゃう。

しかも最近はカタカナ文字が多い。仕事の場面とかそう。アジェンダとかコンセンサスとかアグリーとか。意味をわかってて使っているなら問題ないけど、使えたらカッコいいで使っている人もいるんじゃないだろうか。


こんな感じで、世の中には「知ってるけど知らない言葉」ってたくさんある。知らないまま使っている言葉がたくさんある。

言い方を選ばずに言うと、それってダサい。
知らないなら知らないとハッキリしていた方がまだいい。

だから1つの指針には「知らない言葉は使わない」がある。

単語として「知っている」と、言葉としての「知っている」って違う。
ここは気をつけなきゃいけない。

相手に意味を説明できて初めて、 言葉として知っていると言えるはず。
自分としてもここの線引きは大事にしている。


こういった指針に伴い、実はそれが人生の楽しみにもつながっていたりする。

というのも、知らない言葉があることが恥ずかしい、というよりも、知っている言葉が増えることってすごく楽しいことだと思うのは私だけだろうか。

今まで言葉に出来なかった感情や事象、共感し合えなかった相手との思いがそこに”言語”としてつながれることで見える世界がグッと広がる。

それに自分が救われることもあるだろうし、それで自分が誰かを救うことが出来る可能性だってある。そう考えるとワクワクする。


人生をかけて、使える言葉を増やしていく。

これは私の人生の1つのテーマであり、人生の楽しみでもあるなぁって思う。


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塩浦良太
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