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選択の天秤

どういった基準で行動を選択しているんだろうか。
ふとそんな疑問を持った。

その「ふと」ってどんなタイミングなんだよ、という気もするが思ったから思ったんだ、という子供みたいな理屈を並べてみる。

中にはワクワクする方、心躍る方を選択することがある。
中には確実な方、成功する方、安定を選択することがある。
中には直感で選択することがある。

選択の基準ってきっと様々で。
ここにはあげきれないほどあるはずで。

でも「心躍る」とか「ワクワク」とか、「安定」とか「直感」って実に抽象的な言葉だと思っている。

「いや結局それってなんなん?」

というツッコミがとんできそうだ。

そこについて思ったことがあるので、「あ、もしかしたら自分はこう考えているのかも」ということがあったので言語化してみたい。あくまでこれは私の考え。もしあなたが別の基準で選択をしていたら教えてほしい。手札はなんぼあっても困らないから。

話は本題に戻して。

自分がどういった基準で行動を選択しているか。
自分はどちらかというと「ワクワク」とか「楽しい」「心躍る」方を大事にしていると思っている。がしかし、ワクワクするなら捨て身も覚悟か、というと決してそんなことはなくて。

”出来るか出来ないかのギリギリのライン、今は出来なくても出来るイメージが頭に浮かぶか、多少のリスクを負ってでも実現させたいことか。”

そういった基準で選んでいる気がする。

つまりワクワクするからと言ってそのメリットの部分ばかり見るわけじゃない。常にその対象のメリット、デメリット、リスク、リターンを想像出来うる範囲で想像している。

それらを出し切って最終的に天秤にかけ、メリットが、リターンが上回った場合にそちらを選択する。こう見ると意外と保守的なのかもしれない。

例えば1つは高校の選択。
私は高校で野球部に入ることを決めていた。何なら甲子園を本気で目指していた。そこで2つの選択があった。

1つは地元の県立進学校に進むか。1つは私立の強豪校に進むか。

前者(地元の県立進学校)に進むメリットは地元の仲間たちとともに甲子園に行くという魅力がある。また強豪に比べれば部員の数という点でもレギュラーに近いかもしれない。文武両道という点で大学進学も見据えられる。

一方でデメリットとしてはメリットの裏返しだ。甲子園への高い壁として強豪私立が立ちはだかる。また勉強もしっかりしないといけず、部活の時間が十分に確保されないこともある。

後者(私立の強豪校)に進むメリットは選りすぐりのメンバーが集まるから甲子園に行ける可能性が高まる。また部活の時間も十分に確保できる。それに野球の道で大学推薦という選択肢も生まれるかもしれない。

一方でデメリットとしては私立である点でお金がかかる。野球という時点でお金がかかるのに加えて、だ。また選りすぐりが集まるということでレギュラーはおろか背番号獲得までの道のりも長い。

私は考え得る全ての選択肢と、あらゆるメリット・デメリットを想定した上で前者を選択した。

たしかにデメリットはいくつもある。しかし、

・地元の仲間と甲子園を目指す方がワクワクする
・自分が試合に出てチームに貢献したい
・将来的に野球の道に進む可能性は少ないから、勉強にも励みたい
・家庭の都合上、県立の方がお金をかけずに済む

等々のメリットが完全に上回った。

結果夏の大会は3年連続ベスト16と、甲子園の道には届かなかった。だが私立の学校と肩を並べて戦うことも出来たし、地元の仲間たちと本気で甲子園を目指して戦えた。

最高な選択だったと思っている。

「これがいい!」と思うとその対象のいい部分ばかりが見えてくる。
「これはやだな」と思うとその対象の悪い部分ばかりが見えてくる。

確かに何かを選ぶ時、そういった感情的な部分も要素の1つとしてありだと思う。

ただ私としてはそこで1回冷静になって、それぞれのメリット・デメリットを考えたい。デメリットがあったとしてもそれを上回るほどのメリットがある方を選択したい。

あなたは何を基準に行動を選んでいるだろうか。



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塩浦良太
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