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程よい距離感

自分が大切にしている教訓がある。

それは、

❝悲劇の中でやらない方がいいことは、「ひとりにならないこと」「だけど他人に期待しないこと」❞

どこで目にした言葉だろうか。
確かnoteだった気がする。

悲劇に陥ると、人間は2種類に分かれると思っている。
1つは他人に助けを求めるタイプ。
もう1つは自分で抱え込むタイプ。

自分はどちらかというと後者だった。ずっとずっと。
自分で何とかする。他の人を巻き込みたくない。
聞こえによっては正義感みたいになるが、裏を返せば誰かに打ち明けるのが怖かったんだと思う。弱さを見せるのが嫌だったんだと思う。

でも上の言葉に出会ってハッとした。
「ひとりにならないこと」

確かにそうだ。よくない状況になればなるほど、自分の視野は狭くなる。
1人になればなるほど、よくないツボにはまっていく。
そのツボから抜け出す光を与えてくれるのが、第三者だったりする。

だから1人にならないようにする。
かといって誰かが変えてくれると思ってもいけない。
結局自分の人生、最後に責任をとるのは自分だ。
「他人に変えてもらうことを期待してはいけない」

そう考えると、自分にとってこのnoteという居場所における、
自分と皆さんの距離感がすごく心地よく感じる。

時に自分のやさぐれたような文章を記事にすることもある。
それでも読んで、包み込んでくれる方もいる。

それに直接自分に向けて書いた記事ではないとわかっていても、
「こうすればいいんじゃない」とか「こういう考え方もあるよ」みたいなことを語りかけてくれているような文章もたくさんある。それがたくさん飾られている。

ここのよいところって、強制されないところだ。

自分が気になった時にチラッと訪問して、必要な部分だけ自分のものに出来る自由さがある。すごくいい距離感だ。

だから自分も同じように言葉を紡いでいるつもりだ。
僕の言葉に当然お金は発生しないし、権利なんてものはない。フリー素材だ。そもそも言葉なんてすでに存在するものの組み合わせなんだから、誰のものでもないでしょ、という気もするし。

がんじがらめにされない。それでいて優しさで広がっている。
だから立ち寄ってしまう。そんな場所だ。

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塩浦良太
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