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「しょうがない」で片付かないことが大多数のこの世界で

「しょうがない」って言葉、都合がいいなぁって思います。


わかるんです。
事細かく分析をしだしたらキリがないですし、
1人1人に説明をするには到底時間が及ばないことだってあります。

伝えても難しいだろうなぁと思うこともありますし、
割り切らなきゃいけないことだってあります。

そういう時、
「しょうがない」って言葉を使われがちですし、
「しょうがない」って言葉を使って納得しがちです。


きっとそういった一括りにまとめた言葉で納得した方が、
相手にとっては都合がいいし、自分自身も楽なのかもしれません。

でもそんな部分で都合のいい、理解のいい人間にはなりたくないなぁと思う自分もいます。

「しょうがない」って言うのは簡単です。
簡単だからこそいつでも言えます。
あんな可能性やこんな可能性がまだ残っている場合もあるのに、
「しょうがない」という一言で道が閉ざされるのってもったいないなって。

だから諦めの悪い人間になりたいです。
ただそれって、ブーブー言うだけの人間とは違くて。
わずかでもある可能性を探りつづけ、
試し続ける人間でいたいなということです。

やれだけのことをやって、それでもダメなら
晴れやかな顔で「しょうがないか」と言えると思うんです。



そんなことをふと思いました。


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塩浦良太
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