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いなくてはならない存在になりたいけど、いなくても大丈夫な状態が理想

すごく長く、まわりくどく、わかりづらいタイトルになってしまった。

だけど今日帰り道歩いていて「フッ」と頭に降りてきたタイトルなので、新鮮な状態のものをお届けしたい。

あ、ちなみに私はnoteを書くとき「タイトル先行型」だ。

しっくりくるタイトルさえ決まれば、すんなり文章も書ける。逆に文章先行の時は、結構試行錯誤している。

だから今日はすんなり書ける、、、、、、はず(笑)

・・・

「いなくてはならない存在になりたいけど、いなくても大丈夫な状態が理想」

わかりづらいと思うので少しずつ言語化していきたい。

ちなみにこれは、研修で「もし自分が組織の上の立場にたったらどういう組織を目指したいか」という問いについて考えた際に出てきたもの。

いざそれを自分が実現できるかとなるとまた難しさが出てくるがそこは一旦置いておいて。


何度か記事にしたこともあるが、人間ってどうしても承認欲求がある。
何者かになりたい欲求がある人がいくらかはいる。

それはつまり組織に置いて「いなくてはならない存在になる」ということ。

自分にしか生み出せない価値を創出し、それで組織に貢献する。

それは「自分にしかできないこと」なので、周囲からも感謝をされる。それで承認欲求も満たされる。

誰でも出来る作業にはあまり魅力を感じない、だから「自分にしかできないこと」をやれるようになりたい。そういった人も一定数いると思っている。「意識高い」人であればあるほど


正直自分もどっちかというとその立場の方だと思っている。

・・・

「自分にしかできないことをやりたい」


でも、それじゃいけないことを一番知っているのは自分だった。

それは高校時代の野球部での経験。

高校3年生の夏大会直前、私は太ももの肉離れをした。

大会1か月前のことだ。

当時ショートのレギュラーだった私の代わりにそこに入ったのは1個下の後輩。普段の練習でもアドバイスをしてはいたが、セカンドでコンビを組んでいた1個下の子に対してよりは割く時間が少なかった。

心のどこかでは、思っていなくても「レギュラーポジションをとられたくない」という気持ちがあったのかもしれない。

案の定、大会直前の練習試合では代わりにショートに入ってくれた子が、緊張からのミスも目立った。

私自身肉離れを1か月で治し、なんとか大会には間に合ったが、「チーム」について考えるきっかけにもなった。


本当に強い組織、強いチームというのは誰が出ても高いレベルで同じ力を発揮できること、チーム力が落ちないことだと。

「○○がいないと」と誰かに依存してしまっては、いざいなくなった時にあたふたしてしまう。

それって非常に危険な状態

依存してもらうことは確かに承認欲求が満たされる気持ちのいいことかもしれない。優越感に浸れることもある。

だけど組織の、またはチームの継続性であったり、力の向上を考えたときは「自分がいなくても大丈夫な状態」「誰がやっても高い質を保てる状態」を目指さないといけないんだなって。

本当にチームのためを思うのであれば、「自分が頑張る」ことよりも大切なことがある場合もあるんだなって。

過去の小中学生の自分は、

「自分が頑張ればそれでいい」

そう思っている時期もあった。

それはみんなに大変な想いをさせたくないから、なんて思っていたこともあったがそれは偽りの「優しさ」だったのかもしれない。

もっとチームのことを考えるのなら、「自分が頑張らずに周囲に与える」という選択もとるべきだったんだな、と今なら思える。

・・・

ここまでは過去の野球での経験を例に挙げたが、これは社会人になっても当てはまる。むしろ社会人の方が当てはまる。

部活動の野球であれば、嫌でも3年たてばすべての選手が入れ替えになる。だから良くも悪くも組織は常に変化していく。


だけど社会人って変化が読めない(それが面白さだったりもする)。

もちろん自身の選択でもあるが、いつまでそこにいるかわからない。
別の視点から考えれば、いつまでそこにいてくれるかわからない。

あの人についつい依存してしまっていることはないか、と考える。
あの人に任せておけば大丈夫、と任せてしまっていることはないかと考える。

と同時に、

自分しかできないことにしてしまっているものはないか、と考える。
もっと周囲に共有しておいた方がいいものはないか、と考える。


いなくてはならない存在になりたい、という欲望は心の隅に置いておく。
(たまに顔を見せるくらいは許してほしい)

自分がいなくてもいる時と変わらない、むしろ良くなる組織の状態を目指す、環境を整える。

それが組織として、チームとして継続的に右肩上がりしていくために欠かせないことなのかもしれない


じゃあそのために自分に何が出来るのか。

また向き合っていかなければならない課題が増えた。



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塩浦良太
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