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モチベーションの話

#就労支援の現場から

モチベーションってなんだろう


「モチベーション」
普段何気なく使っているし、何気ないわりに頻出する単語だと思っている。

先日こんなツイートをした。

「モチベーションってどうすれば上げられますか?」みたいなことはよく言われているし、「モチベーションのあげ方」みたいな本もよく出ている。

そういった声がある一方で、

「いやいやモチベーションなんて人に上げてもらうものじゃなくて、自分で上げるものなんだ」とか、
「上げるもなにも、そもそも勝手に上がっているものなんだ」といったような言われもある。

どっちの言い分もわかる。なんなら私も仕事始めて最初の頃は前者だったし、「どうすれば上がるか」みたいな本も読んだ。でも1つ至った結論としては「そもそもモチベーション上がる状態ってなんだ」ってこと。考え出したらキリがなかった。

というか、「社会」の「し」の字も知らない若造が「やれモチベーションが」なんて考えるには早かっただけで。目の前の仕事1つ1つに向き合ったり、周りの先輩方の姿を見たりして考え方は変わっていった。


仕事は1人で成り立ってない

ようやくわかってきたこと。
それは仕事は1人では成り立っていないということ。

そんなの当たり前だろって感じだろうし、自分だってそう思ってたけど、思っているようで思えていない部分もあった気がする。

とりわけ「就労支援」という仕事だからそれを感じているのかもしれない。

まずは自分たちのサービスを必要としてくれる方がいて、
結果的にそれを利用してくれる方がいる。

そのサービスを利用されている方にはその方の家族や支援関係者がいて、
そういったいろいろな方との連携で成り立っている。

加えて社員の仲間がいて、地域の関係者がいて。

誰か1人のモチベーションがどうこうで、崩されてはいけない連携で成り立っている。


そもそもなぜ今ここにいるのか

そもそもなぜ今ここにいるのか。

まずもって「自分で選んでここにいる」ということは忘れちゃいけない。
じゃあなぜ今のこの状況を選んだのかって考えると自然と答えは見えてくる気がした。

自分の場合、自分主体の幸せっていうよりも、自分の身近な人が幸せそうにしていれば必然と幸せになる。その身近な人が幸せであるためにはきっとその周りの人が幸せであることが大切だなと思っていて。

そうやって連鎖させていくと、結果1人でも多くの人が幸せになっていくことが自分の幸せにつながるなという結論に至った。

そうやって最初にたどりついたのがたまたま「就労支援」という場所で。

常に技術と知識を磨き続けていくことで、関わる人が自然と幸せになっていくんだと考えると、モチベーションなんか勝手に湧き上がっているなということに気づいた。


言っておくが就労支援をやりたくてここにきたかというとそんなわけではなくて。嘘偽りなく本当に「たまたま」なんだけど、案外いいたまたまを引いたなと思っている。

人生なんて基本的にたまたまの連続で。

そのたまたまで「アタリ」を引いたら頑張ればいいし、「ハズレ」だったなと思ったらまた違う選択肢を探せばよくて。

「アタリ」か「ハズレ」かを気づくためには、それなりの自己理解とできる限りのことをやりつくす努力は必要になるということは忘れたくない。やれることをやったうえで「あーだこーだ」言うならいいが、まだできることがあるのに何か言うのはお門違い。


要はなにが言いたいかって、
モチベーションは結局自分次第だってこと。

ちょっと自分に厳しい感じかもしれないけど、
そっちの方が燃えるじゃん?
それに今から出来るじゃん?


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塩浦良太
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