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「よくわからん」の壁を壊す

「難しいからよくわからん」

そんな風に思って、物事を投げ出したことはありませんか?
私はあります。

特に数字関係。

完全なる文系なので、お金関連のことになると頭が痛くなります(笑)学んだほうがいいとわかっていても、文字が頭に入ってこない、投げ出す、だから結局覚えられらない、でも学んだほうがいい、これの永遠ループです。

だから今年は思い切って完全に覚えてやろうと、と意気込んでいます。

そんな私の話はどうでもよくて。

「よくわからん」の壁って、とてつもなく分厚いと思うんです。
皆さんもこんな経験ないですか?

「こっちは一生懸命話しているのに、○○さんに全く話届いている感じしないな・・」

本来見えないはずの「壁」なのに、不思議なもので見えちゃうものです。案の定、そういう人には全く話が伝わっていないことがほとんどです。

私自身、就労支援で支援を行っていても感じることがあります。
例えば失語症で、聴理解に難がある方に大量の言葉で説明をしようとしても、

「んー、わからんからいいや」

という風に完全に分厚い壁が完成することがあります。そうなると、もう届きません。学びというのは外からの教えによって身に付くものではないと思っています。

外からの教えというのはあくまで”きっかけ”にしかすぎません。その”きっかけ”を手に、自分自身で試したり知ろうとしたりすることで身に付くのが知識やスキルだと思っています。だから本人が壁を設定した瞬間、身に付くものも身に付かないのです。

じゃあそれは相手次第なのか、というとそんな無責任なことは言えません。たしかに相手も「受け取る準備」はできるけど、伝える側だって「伝え方」にはこだわれます。

そのために必要なのが”相手を知る”だと思うんです。
どんな言葉で伝えたら相手に伝わるのか。
どんな伝え方で伝えたら相手に伝わるのか。

力でごり押ししても、超頑丈な壁だったらビクともしません。
でももしかしたらそれはスライド式の壁かもしれません。それは相手が「スライド式の壁だ」とわかることで、その解決策につながります。

ちょっとわかりづらいですね。
要は、”相手から見えている世界”で説明してあげることが手っ取り早いと思うんです。もっと詳しく言うと、「相手の過去を知る」とか「相手の好きを知る」とか。

そうやって相手にとっての「当たり前」に落とし込むことで、徐々に相手にも伝わっていくんだと思います。

「よくわからん」の壁がなくなってからこそ学びはスタートです。

そこのところ、大切にしていきたいです。


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塩浦良太
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