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就労支援って”チーム”だ。

#就労支援の現場から

別に今に始まったことじゃないし、なんなら新卒で入社して最初に配属された事業所の時から思っていたことだけど、改めて強く思うようになったことがある。

それが、

就労支援って”チーム”だなってこと。


はじめて私の記事にたどり着いてくれた方、「就労支援」というものが詳しくわからない方にとっては「いきなり何が始まるんだ!?」となるかもしれないのであらかじめ謝っておきたい。

ごめんなさい、今日は置いていきます(笑)

就労支援については今後何かの記事で書ければと思うし、4月から会社のnoteアカウントも本格的に運用していくのでそこで紹介しようかな。

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これを書こうと思ったのも、最近Twitterでの投稿で就労支援=チームに関する投稿が多くなっていたから。基本的にTwitterは思ったことをつぶやくので、本当にそう感じているんだと思う。

この記事ではその投稿を深掘っていきたい。

「誰が言うか」

発信の場において、

「何を言うかも大切だけど、誰が言うかも大切だよ」

ということはよく耳にすることがある。それは言葉の説得力だったり、関係性だったりがあるから。

そしてこれは就労支援の現場でも似たようなことが言えると思っていて。
就労支援の特徴として「複数ー複数」の関わりがある。1人の支援員が1人のご利用者様をずっと見るわけじゃなく、1人で複数のご利用者様を見ることもあれば、日によっては担当が違うこともある。

それによって関わり方の関係性にも違いは生まれると思っていて。
「この人には相談しやすいな」とか「この人はちょっと怖いな」などと思われることってあると思う。これは就労支援の現場に限らず、どこでもいえること。

その関わりから生まれた信頼関係によって、

「この人が言ってるなら頑張ろう!」
「この人が言ってるなら間違いない」

という響き方にも違いはあると思っていて。

もちろん支援に置いて属人化は避けたいところだが、やっぱりたどり着く先「人ー人」の関わりなので「合う合わない」はある

合わないから関わらない、とかそういう話じゃなくて、せっかく支援員が複数いるのなら、ご利用者様ごとに役割分担をするのも大事だなって思うのだ。

それが結果的に支援の質にもつながると思っている。
支援員間でも情報共有は密に行っていきながら、1人のご利用者様について真剣に考え、その中で関わり方を役割分担していく。1人で抱え込まない。

せっかくチームなのだから。
そしてそれは支援員とご利用者様を巻き込んでのチームなのだから。


あ、先に忠告しておきます。
この記事、長くなります(笑)

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「誰に聞くか」

2つ目は「誰に聞くか」

1つ目のところで「就労支援は「複数ー複数」の関わりだ」と書いた。もちろん支援の土台となる部分はある程度の質が担保されている必要があるが、人が複数いれば強みはそれぞれに異なっていて。

そんな時、それぞれの強みがハッキリとしていてそれがご利用者様にも伝わっていれば相談しやすいんだろうなと感じた。

そう感じたエピソードが上記のTwitterの投稿。

明日に面接を控えたご利用者様と面接練習をしていた際に言われた言葉。

「言葉の部分って塩浦さん大切にされていると思うんで、最後に聞いておきたかったんです」

と。

身体的な動作面で言えば、作業療法士や理学療法士の資格を持った〇〇さん、履歴書の書き方やビジネススキルは社会人経験豊富な〇〇さん、人への伝え方、言葉選びの仕方については普段から大事にされている〇〇さん、みたいな。

当たり前のことなんだけど、支援員って主役じゃない。
主役はあくまでご利用者様自身。その方がどうなっていきたいか、そこに向けて関わっていくのが支援員。

だから言葉はあれだけど、「いいように使ってほしい」のだ。
そういった時に、今通所されているご利用者様自身の言葉から、

「これは塩浦さんに聞こうと思って」

と「誰に聞くか」が使い分けしていただけていることが、「今チームのかたちとしていい状態なんだろうな」ってすごく思った。

ご利用者様が1人の支援員に対してすべてを聞くのは”属人化”につながるけど、場面ごとに聞く相手が変わるのは大事なことだと思ってる。

もちろんその先で、支援員同士が聞かれたことを共有し合うことは欠かせないが。

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見せる顔の違い

最後3つ目が「見せる顔の違い」

福祉のサービスって特徴的で、事業所内で完結するものではなくて、1人のご利用者様には本当に多くの人が関わっている、まさにチームなのだ。

障害福祉サービスで言えば、そのご利用者様の生活に伴走していく相談支援専門員がいて、就労支援を使っていればそこの支援員が関わっていて。

介護保険を使っている方で言えば、ケアマネジャーがついていて、訪問看護やリハビリを使っていれば担当の看護師やセラピストの方がいて。

グループホームで生活していればそこの世話人さんがいて。

支援というのはそれぞれのサービスで完結せず、それぞれのサービスを通じて1人の方の望む生活を実現していこうというものなのだ。

それぞれの場所、サービスの時に見せる顔も違っていて。

見せる顔が違うと「じゃあどの場面での〇〇さんが本来の姿なのか」みたいな議論の余地になりがちだが、言ってしまえばどの場面での姿も本来の〇〇さんの姿で

だからこそお互いでの情報共有は欠かせない。

そういった面で、自分の会社以外のそのご利用者に関わっている機関の方と連携をとっていると、

「チームだなぁ、、、!」

ってすごく思う。

***

子どもの頃からチームプレーが好きな自分にとってすごくやりがいがある環境だ。

だからこそ、こういった魅力をもっと広める側にまわりたい気持ちもある。

今こうやって自分が関われているのは目の前の人たちだけだけど、これを広めることが出来ればより多くチームが出来上がって、そしてより多くの「それ」を必要としている人に届くんじゃないかって。


ただ、まだまだ現場でも経験を積んでいかないとなって思う。

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塩浦良太
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