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大人、子供ってなんだろう

いきなりだが今日は1つ、最近気になった曲をご紹介したい。

それが、日食なつこさんの「廊下を走るな」だ。

この曲を知ったのはあるテレビ番組で嵐の二宮和也さんが紹介をしていた、、ことをつい最近TikTokの切り抜きで知り、興味を持った。

きっかけってどこに転がっているかわからない。だから面白い。

二宮さんはこの歌の歌詞に注目していた。

「廊下を走るな」「陰口叩くな」「飯は残すな」「挨拶忘れるな」
そういうことはあの頃誰もが教えられているはずなのに

「廊下を走るな」「陰口叩くな」「飯は残すな」「挨拶忘れるな」、これらは私たちが小学生や中学生の頃、当たり前のように先生や周りの大人に言われてきた言葉だ。

でもそこから大人になった私たちはどうだろう。

そのルールを、学校にいた頃「最低限」だったルールを守れているだろうか。ちょっと胸が痛くなるときもあるんじゃないだろうか。

基本、普通のこと。そうやって教わってきたはずなのに、その「普通のこと」が出来なくなってきてはいないだろうか。

そう考えると大人ってなんだろう、子供ってなんだろう。そんな風に考えさせられる。


気づけば私はすっかりこの曲の虜になっていた。

YouTubeで曲を検索して、MVを見つけた。冒頭で添付した動画だ。


MVを再生すると歌の前後にまるでラジオの曲紹介の口上のような文言が入っていることに気づいた。

曲が終わった後の、終わりの口上に私はすごく感銘を受けた。

「時には大人よりも子供の方が、答えに近い場所にいることがある」

思わずため息が出てしまうぐらい、共感した。


人生の経験上、大人の方が先に生まれているから”先生”となり、何かと子供を教える立場となることが多い。

じゃあ大人の方が偉いんだろうか。
子供は常に大人の下なのだろうか。

そんなことはないんじゃないかな、とずっと思っていたけどこの曲を聴いてさらにそう思った。

確かに素晴らしい大人というのは世の中にたくさんいる。ありがたいことに自分の身の回りにはそういった素晴らしい大人で溢れている。その方たちから学ぶことが多い。

だけど中にはそうじゃない大人もいる。反面教師にした方がいいような大人もいる。よっぽど子供の方が優秀なことだってある。

もしそこで大人の方が先に生きているんだから偉いんだ、と定義づけられてしまったらきっと世の中おかしくなる。



そんな時に、日食なつこさんの「廊下を走るな」MVに登場した上記の言葉が胸に刺さる。

”時には大人よりも子供の方が、答えに近い場所にいる”

大人だから偉いんじゃない。子供だから偉くないんじゃない。

その1人がどういった人間であるか。

どういった経験をして、どういった学びを得て、結果的にどういった行動をとっているか。人間としてどうあるか。

そういった観点で見た時に、学校という場所で徹底的に「ルール」というものを教えてもらっている子供の方が、ある一定の大人よりも「正解」に近いこともあるんだろうな、って妙に納得した。


今の自分の行動はどうだろうか。考え方はどうだろうか。

子供たちの前で堂々と胸を張れるだろうか。

子供の頃出来ていたことを、さらに質を上げて出来ているだろうか。

もう一度胸に手を当てて、考えてみたい。



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塩浦良太
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