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生きてるだけで丸儲け、っていい言葉

すっごい今更ながら、

生きてるだけで丸儲け

って言葉、めちゃくちゃいい言葉だなと思った。

恐らく多くの人もこの言葉を一度は聞いたことがあるんじゃないだろうか。
そして多くの人が知ったきっかけとしては、明石家さんまさんではないだろうか。

ただ実はもっと古くからそれに似た言葉があったらしく。
元ネタとされているのは、俳人である小林一茶さんの、

「はだかにて 生まれてきたに 何不足」

という俳句も、ニュアンスとしては「生きてるだけで丸儲け」という意味合いとのこと。古くからある考え方なんやね。

話を戻して。

さんまさんがこの言葉を大切にする背景には、笑顔のイメージの強いさんまさんが、人前では見せない過去のつらい人生経験が関与しているらしい。

この言葉から掴めるポイントは、「今こうして生きていることがすべてであり、それ以外に一体何を求める必要があるのか」という考え方。


最近自分の身の回りの環境でいろいろなことがあって、「生きる」について考える機会があった。

自分はこれまで「生きるって大変だなぁ」とか「生きるのちょっと向いてないのかも」なんてことを思ったことはあるが、それが「生きるの辛いな」とか「死にたいな」とはなったことがなかった。

ちなみに、「何のために生きてるんだろう」ってことを考えたこともある。若造のくせに生意気だけど。でもなんかすっごく考えちゃう。それまでの過去が「自分」というより「誰か」の期待に応えることが中心で、その役目を終えた瞬間、

「これからは何のために生きるのか」

という壁にぶつかった感覚だ。

考えれば考えるほど沼にハマってしまうが、偶然自分は忙しい環境に身を置かせてもらっていることもあり、考えすぎない段階で沼から抜け出すことが出来た。

なんか一生懸命頑張ってれば生きる理由なんて見えてくるだろ、って。
結果ちょっとずつ見えてきている気もする。まだ上手く言葉にはできないけど。

だけどその一方で、「何のために生きてるんだろう」で悩みすぎちゃっている人も目の当たりにしてきた。その悩みがプラスに向けばそれが「行動力」につながるけど、マイナスに向けばそれは、、言うまでもない。

そんな人に対して周りはなんて声を掛けたらいいんだろう。
これは永遠の悩みだ。

自分のことですら精一杯なのに、自分のことですらコントロール出来ていない時があるのに、他の人に「大丈夫だよ」なんて言うことはできない。その言葉に責任を負うことは難しい。

だけど伝えたいのは、「生きてるだけで丸儲け」って言葉。

楽しいことはもちろん、大変なことも生きているから味わえるわけでその先にまつ喜びはきっと通常の倍以上のものがある。
失敗も失敗があるから成功に対してより貪欲になるわけで。成功した時の達成感がひとしおで。

私の好きな言葉を紹介したい。

「人生はクローズアップで見れば悲劇だけど、ロングショットで見れば喜劇だ」

チャップリン

確かに上手くいかない時、思い悩む時、その時は先の見えない真っ暗な状況かもしれない。だけどそれは人生において見ればほんの一瞬の期間で。でもそんな実感はなかなか湧かない人も多いかもしれない。

だから私はそれを自分の人生で証明していきたい。
そしてその人生を文章で伝えていきたい。


生きているだけで丸儲けってことを。




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塩浦良太
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