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「書く」遍歴

書くことが好きです。

でもなんで「書く」とか「文章で表現するのが好き」いなったかって、意外と自分のなかでも整理しきれてなくて。

国語が好きだったかと言うと、嫌いじゃないけど好きではなかったし、何なら読書は小さいころ嫌いでした。

だから「書く」ことが好きになった流れをちょっと振り返ってみたいと思います。



中学の野球部時代から「野球ノート」というのを書くようになって、練習で上手くいったこととか上手くいかなかったこととか、試合で上手くいったこととか上手くいかなかったこととか、そういうのをA4のノートに書いてました。

というのも、部の決まりとしてそれがあって、そこに漏れなく自分もやったんだけど、周りの子が「大変だ~」と言ってるのに対して自分は大変だと思わなくて。むしろ面白くて。

書いたノートは顧問の先生がそれを読んでコメントしてくれるんだけど、ある日、自分が書いたノートを、

「これよくまとめられてるから、これ参考にしてな~」

と他の部員に配られたことがあって。そこから書くことがより一層面白くなって。

当時は気づかなかったけど、たぶん「好き」とか「得意」ってそういうことなんだと思います。


高校の野球部でもそれは続けて。何ならA4のノートは別に手帳も使い始めて。高校の野球部になってミーティングとかし始めるようになったし、先生の言葉とかもメモするようになって。

「メモ」に目覚めたのはこの頃からかもしれません。


そして本格的に自分の中の「言葉にする」欲が高まったのは大学に入ってから。きっかけとしてはいくつかあります。例えば前田裕二さんが書かれた『メモの魔力』という本との出会いだったり、例えばnoteとの出会いだったり、いろんなのがあるんだけど、きっかけのきっかけでいうとある大学の講義です。

フィールドワーク的な講義があって、その結果をグループで資料にまとめる、みたいなのがありました。やっぱりそういうのってまとめるの大変だし、出来ればやりたくないみたいな空気はグループで出てて。

でもやらんきゃ単位も取れんし、まぁそこまで嫌じゃないからってことで、そこそこ中心となってまとめました。で、完成したものを配られたときに、ある学生(会話はするけど、距離感的には普通くらい)から、

「表現が上手いね!文章の仕事向いてそう!」

って。それが本心かどうかというと、2割くらいは本当にそう思っているけど、残り8割はいい意味での面白がり、くらいのテンションの感じ。だけど個人的にはすごくその言葉がグッときて。


何か書いて表現することで、自分以外の誰かにも何かを感じさせることができる、ってすごい面白いなと。何者でもない人間なのかもしれないけど、書いて外に出した時点で周りとの関係を持って”何者か”になるから、書くって楽しいなって。

ポジティブでしょ~。


そこからですね、より一層に「書く」を大事にしようと思ったのは。
さらに言えば、自分のために書きながらも自分だけのものにはしないようにしようと思ったのは。


ただゆうてまだまだ長くなるであろう人生の始めの方だと思うし、これからどんな感じになっていくか楽しみです。

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塩浦良太
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