「率先垂範」が人を動かす No.389
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2022年1月25日 「DAYONE日記」No.389
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。プロフィールは以下の通りです。
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我々は、誰から話を聞くか、指導されるのか、説明されるのか、説得されるかによって、その受け止め方が変わります。
特に、自分が師事している人や尊敬している人からの話であれば、「真剣に聞こう」という気持ちが湧き上がり、指導を受けても、指示されても素直に聞くことが出来るものです。
それは、自分がその人を全面的に信頼し、その方が発する言葉も信じることができるからです。
でも、仮に、あなたが好きではない、尊敬できない人から、先程の師事している人や尊敬している人と同じ言葉で、話を聞いたり、指導されたり、指示されたりしたらどうでしょうか?
尊敬する人と同じように話を聞くでしょうか?
もしかしたら、大人な対応として、聞いたふりをするかもしれません。でも、尊敬している人に比べれば、圧倒的に自分の心には響かないでしょう。
同じ言葉を言われたとしても、我々の認識は、「誰が言うのか」ということがとても大事になるのです。
京セラの稲盛さんのように、大成功された方からの言葉は、とても深く重く心に刺さる一方で、稲盛さんと同じ言葉を全く面識のない人から言われるのでは、自分の心への伝わり方は雲泥の差があるのです。
つまり、それだけ、人は誰からものを言われるのか、それが大事だということです。そして、人は思ってる以上にそれを重視している傾向があるはずです。
営業でも、同じ商品やサービスを売っているのにも関わらず、売れる人と売れない人がいます。それは、相手の受け止め方に違いがあるのです。この人からなら買おうという気持ちになっているかどうかです。
だから、それは信頼と呼ぶのかも知れませんが、人間関係において信頼できるというのは、とても大事なことなのです。
だから、どんな組織や集団でもリーダーたるものは、自分の行動に責任を持つ必要があると考えます。
なぜか?
そのリーダーの背中を、周りは必ず見ているからです。つまり、リーダーの行動を見ているこです。
そのリーダーの行動がいい加減であれば、周りはいい加減な人から話を聞こうとするでしょうか?自分事で考えれば、明快です。聞きたくないはずです。だから、そのリーダーの言葉は、周りや部下に届かないのです。
でも、そのリーダーの行動が、一生懸命で努力している。そして、自分も含めた皆のために行動してくれているのであれば、どうでしょうか?そのリーダーの言葉は、聞こうと思うはずです。
稲盛さんの「稲盛和夫 一日一言」という本の中で、次のような言葉を見つけました。
それは、「率先垂範」という言葉です。
「経営者の働きぶりを見て、従業員が、「うちの社長くらい努力する人はいない。あれでは体を壊すのではないか」と感じ、自分たちももっと働こうと思わせるくらいに、一生懸命働いていなければ、経営者の指導命令は徹底されない」
ということです。
稲盛さんクラスの方で感じているのなら、凡人の私にすれば、なおさら頑張るしかないのです。
つまり、リーダーたるものは誰よりも一生懸命に行動する。それを周りは、必ず見ているのです。
それを見て、周りが応援したくなるのかどうか。
それが、相手に伝わり、周りを動かすことになるのです。そして、「この人の指示なら聞こう」という気持ちにさせるのです。
だから、いい加減なことばかりしていても、人は集まらないのです。でも、一生懸命な人には、必ず人が集まるのです。それが、人望と呼ばれる言葉かもしれません。
だから、自分がリーダーの立場にある人は、全力で取り組む。これが大事になるのです。
そして、ここでいうリーダーは、会社の社長だけでなく、プロジェクトチームのリーダー、ラインのリーダー、同期のリーダー、クラスのリーダー、部活のリーダー、家庭のリーダーなど、様々な集団の中のリーダーを言います。だから、誰でも、リーダーになるのです。
そして、周りは必ずその様子を見ているのです。
だから、私も仕事では上司を見ています。そして、部下に見られているのです。
だから、部下に「この人はダメだ」と思われないよう、一生懸命に取り組んでいきたいです…(笑)
結局、一生懸命に何かに没頭することで、それが自分の為にもなるだけでなく、周りへの影響力にもなっていくということです。
だから、何でも一生懸命やる。
これは、人間として、とても大事なことであり、尊いことではないかと改めて感じるこの頃です。